イケメンと美少女について
学校一のイケメン、坂田真也と学校一の美少女、神崎楓とは、高校生になって初めて出会ったクラスメイトだ…
坂田真也と神崎楓は生まれた時からの幼馴染な関係らしく、お互いの事を下の名前で呼び合っている… 僕は高校1年生の時に、2人と同じクラスになり、仲良くなっていった…
何故、こんなに気に入られたのかと言うと……まぁ…そこは話すと長くなるので、今は割愛しよう…
それより僕は1人の時間が欲しい…!! 何故なら1人が好きだから!! 別にクラスの人や、2人の事が嫌いとか言う理由では無く、ただ、1人が好きだから、1人で過ごしたいんだ。
そりゃ、他の人との交流も重要だと思う……思うけど、それでも出来る事なら、なるべく1人で過ごしたい!!
そもそも例の2人と、クラスの人達とは仲良くやっていこうとは思っていたが、そこまで深い関係になろうとは思っていなかった……
広く浅い人間関係を作っていく……これが僕流の今までの学生生活スタイルだった…
例の2人とも、浅い関係を保とうと思っていた……
それなのに……何故だ!? 2人は僕ともっと深い友人関係になろうとしてくる…!!
最初は、僕は誘われたら、断れない性格であった為、誘いには乗っていたのだが、それが原因で、深い人間関係を作る事になってしまうのでは無いかと考えるようになり、誘いを断るようにした…
2人への誘いは特に…!!
でもいざ、断って見たら……
「そ…そう….ごめんね? 峰打君…」
「峰打……俺が悪かった…本当スマン」
…というような、事を泣きそうな顔で僕に向けて言ってくる……
そんな顔を向けられれば、逆に断っている方が申し訳なく感じてしまい、結局2人の誘いに乗ってしまう訳だ…
「ねぇ…峰打君、どう思う?」
「へ?」
「もう〜 さっきまでの私と真也との会話を聞いて無かったの? 昼休憩にゲームをする代わりに、放課後は私に付き合って貰うって話!!」
神崎は、僕にそう言いながら頬を膨らませてくる…
神崎は、女子にしては身長が高い方であり、足が長く、モデル見たいな体型をしている…… 顔は清楚な顔で、目はキリッとしている…髪は、綺麗な黒色の髪をストレートにしている時もあれば、ポニーテールにしている時もある……
ちなみに今はストレートに伸ばしている……
「ちなみに楓、放課後は、どこに行く予定なんだよ?」
そうやって神崎に問いかけている坂田も身長が180cm以上ある…中学時代はバスケットボール部に入っていたそうだ……
坂田は爽やかイケメンで、髪は短髪、昔から運動が好きらしく、筋トレを行っていたり、近所の公園で友達とバスケットボールをしているらしい…
高校で、バスケットボール部には入らないのか?と坂田に質問して見たが、高校は部活より、遊んでいたい為、入らないそうだ…
中学時代は、部活ではかなり強力な選手だったと神崎から聞いていた為、勿体ないと思う気もするが……
「最近、この辺で新しく出来たカフェ屋さんに行こうよ 前にクラスの女の子友達とも行ったんだけどね、お料理とか、凄く美味しいの!! 今度は真也と峰打君と一緒に行きたいな〜って思ってて、どうかな?」
「俺はそれで良いぜ? 峰打はどう思う?」
本当は、僕は放課後は1人で家に帰って、YouTubeを見つつ、ゆっくり家でお菓子でも摘みながら、過ごしたい所だが、断った所で、コイツらきっと泣きそうな顔をしてくるから、断りにくい……
そうと決まれば……
「僕もそれで良いよ…行こうか」
僕がそう言うと、2人は嬉しそうな顔になった…
「よし…決定だね〜!!」
こうして僕の放課後は決まった……