表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/52

#24:智絵先生勉強会

 土曜日の午後、約束していた勉強会に行くため、鮎美ちゃんと一緒に智絵ちゃんの家に向かってた。

 とにかく、昨日はサイアクな一日だった。今日は天気もいいことだし、気を取り直した俺は、智絵ちゃんから手渡されていた地図を頼りに、自宅を探してたんだけど…


「この病院の辺りで、間違ってないよね?」

 鮎美ちゃんが、確認を入れる。

「うん、この地図だと、この『かすみそう病院』っていうのが目印になってるから、たぶん、この辺に間違いないと思うけど…」

 そう思っていると、病院の駐車場があると思われた、病院の裏手の方向に杏菜ちゃんと莉沙子ちゃんの姿が見え、消えていった。

「あっ、杏菜と莉沙子だ。もしかして、病院の裏側の方に家があるんじゃないの?」

 鮎美ちゃんがそう言ったので、付いて行ってみると、病院の駐車場の奥の方に、屋根付きの車庫に外車が二台止まっている立派な家があった。

 玄関前には、なにやら監視カメラらしきものも設置されてるみたいだ。

「智絵ん家って、病院だったのね。智絵は、どこぞのお嬢様ってことは聞いてたんだけどさ」

「えっ? 智絵ちゃんって、やっぱり、お嬢様なの? どうりで。 でも、なんでまた、お嬢様学校でもないような、進学校でもないような、わたしたちと同じ普通の高校に通っているの?」

「うん、本人の希望みたいよ。なんか、中学校の時は、親が決めたお嬢様女子中学校に通っていたらしくて、色々と堅苦しくって、学校生活が息苦しかったって、言ってたから」

「へぇー、そうなんだ?」


 鮎美ちゃんが、インターフォンのボタンを押した。

『はい、どちら様でしょうか?』

 恐らく、お母さんが出たようだ。

「あのー、智絵さんのクラスメイトの結城と木下と申します。本日、智絵さんと一緒に勉強する約束をしていまして、訪問させていただきました」


 えっ? いったい、どうしちゃったってゆうの? 鮎美ちゃん? 頭、どっかで打った? そんなに改まっちゃってさぁ。声や喋り方がまるでよそゆきモードで、いつもと違ってヘンだよ?


『はい、智絵から聞いていますよ。どうぞ』


 玄関に入ると、直ぐに床の大理石が目に飛び込んできた。いかにも高級そうな感じ。智絵ちゃんのお母さんに案内され、智絵ちゃんの部屋に向かう。

 しかし、智絵ちゃんのお母さんって、智絵ちゃんに雰囲気が似てて、背も高くてやっぱ美人。一瞬、昔はモデルさんでもやってたんじゃないの? って思ってしまった。


 トントン。


「はぁーい」


 カチャ。


「智絵、お友達、お連れしたわよ」

「入ってもらって」


 智絵ちゃんの部屋をぐるりと見渡すと、我が家のリビングぐらいの広さはあり、おまけにピアノなんか置いてあった。視線を前に戻すと、テーブルを囲むソファーに智絵ちゃんと、既に先に着いていた杏菜ちゃんと莉沙子ちゃんが座って、くつろいでいた。


「後でお飲みもの、お持ちするわね」

 そう言って、智絵ちゃんのお母さんは部屋を出た。

「家、ちょっとわかりにくかった?」

 智絵ちゃんが聞いてきた。

「うん、そうねぇー、真結花と一緒に迷ってたんだけど、杏菜と莉沙子がこの家に入って行くのを見かけたから、わかったんだけどね」

「そうなの。杏菜ちゃんと、莉沙子ちゃんを見かけなかったら、まだ迷ってたかも」

「杏菜も少し迷ったよ。ねっ、りさりさ」

「うん、病院の駐車場の奥の方に家があったから、本当にこの家でいいのかなって」

「そう、じゃあ、皆そろったことだし、さっそく試験勉強、始めよっか」

 そう言って、智絵ちゃん自身が授業で取った、試験範囲の各科目のノートのコピーを皆に配った。


 このノートのコピー、いったいどうするんだろう?

 試験勉強っていっても、智絵ちゃんのノートのコピーを見ながら、智絵ちゃんが要点を説明して行くだけの簡単なもので、重要な箇所にマーカーで色を付けたり、メモる程度だった。でも、それがスゴク分かりやすくって、正直驚いた。


 トントン。


「はぁーい」


 カチャ。


「智絵、お飲みもの、持ってきたの。じゃあ、皆さん、ごゆっくりね」

 そう言って、ジュースと何か上品な包みに入ったお菓子をテーブルに置いて、智絵ちゃんのお母さんは部屋を出ていった。


「じゃあ、この辺で休憩しよっか」

 智絵ちゃんが、勉強会前半戦終了の合図を入れてくれた。


「ねぇ、智絵ちゃん、ちょっと聞いてもいい?」

 俺は先ほど、非常に分かりやすかった智絵ちゃんのノートの内容について、聞いてみたかった。

「んっ? なに? まゆかちゃん」

「あのさぁー、みんな、同じように授業中にノート取ってるはずなんだけど、なんで、智絵ちゃんのノートってこんなに分かりやすいのかなぁ」

「あっ! それ、私も聞こうとしてたところ」

 鮎美ちゃんも同じこと、思ってたんだ?

「杏菜も、目から鱗が落っこちた気分なのダぁ」

「そうそう、私もそう思ってたの。智絵さんって、先生になれるんじゃないかしら」

 莉沙子ちゃんまで?

「さすが、智絵先生、何か秘策でもあるのよね? 教えなさいよ」

 鮎美ちゃんが、切り込む。

「うん、まあねぇー」

 かるーく、受け流す智絵ちゃん。

「ともともだけ、ずるぅ~い。杏菜もその奥義、教えて!」

 杏菜ちゃんも、駄々をこねだした。

「私もその奥義、知りたいな」

 莉沙子ちゃんも、それに乗っかった。


 じゃあ、俺も、

「わたしも、その奥義っていうの、詳しく知りたぁーい。ねぇ、教えてくれないかな? 智絵ちゃん」

「もぉーわかった、わかったって。その、みんなの言うように、奥義なんて大それたものじゃないわよ。あのね、ノートの右側と左側を有効に活用するの」

「どうやって? 智絵ちゃん」

 思わず、俺は食いついてしまった。

「まぁまぁ、そう焦らないで、まゆかちゃん」

「うん、わかった」

「ノートの左側には、普通に先生が黒板に書いてあるのを写して、先生が黒板に書かずに、何気なく言った重要なことも書き残すの。そして、重要な事柄には、色や記号を付けてマーキングするの。例えば、重要な点にはマーカーで色を付けたり、アンダーライン入れたり、線で囲んだり、疑問点には『?』マークつけたりね。ノートの右側には、ノートの左側に書いた疑問点を自分で後から調べたり、分かりにくかったところには補足を入れたりして復習するの。実は、この復習が重要なの。これを常日頃からやっていれば、試験前になってから慌てて頭に詰め込まなくてもよくなるわよ」

「へぇー。ノート取るのに、そんなコツがあったんだ? 知らなかったわ。さすが、智絵先生!」

 うん、確かに、鮎美ちゃんの言う通り。

「スッゴ~イ、そんなワザがあったんだ。杏菜もビックリしちゃった」

 うん、俺も驚いた。

「憧れちゃうなぁ、智絵さんって。ホント頭いいから羨ましいな!」

 ホント、ホント、莉沙子ちゃんに同感。智絵ちゃんって、容姿端麗、頭も良くて、優しくて、俺も憧れちゃう。

「ねぇ、その奥義って、智絵ちゃんが編み出したの?」

 俺は、気になって聞いてみた。

「うぅうん、おにいちゃんから教えてもらったの」

「えっ? 智絵って、おにいちゃんがいたの?」

 鮎美ちゃんも知らなかったんだぁ。まぁ、まだ一カ月半そこその付き合いだものね。


 そっかぁー、もう来週で5月も終わっちゃうんだよね。あの事故から、もう一カ月近くになろうとしてる。長かったような、短かったような…


「うん、三つ年上で、今、大学生なの。高校生の時に、大学受験の為の秘策、色々研究してたみたい」

「もしかして、医大生なんですか? 智絵さんのお兄さんって」

 莉沙子ちゃんが、つっこむ。

「うん、そうよ。卒業したら、この隣の『かすみそう病院』の後を継ぐ修行をするんだって」

 どうりで。智絵ちゃんは、頭がいいわけだ。

「スッゴ~イ。ねぇ、ともとも、お兄様の写真見せて!」

「あっ! 私も智絵のおにいちゃんの顔が見たぁーい。真結花も莉沙子も、見たいでしょ? ねっ?」

 杏菜ちゃんに続き、鮎美ちゃんまで興味深々って感じ。

「私も、ぜひ、見てみたいなぁ」

 莉沙子ちゃんまでも。

「うん、わたしも見てみたいけど」

 そんなの、俺も見たいに決まってるじゃん。

「もうー、しょがないなぁー」

 智絵ちゃんは、しぶしぶっていう感じで、本棚からアルバムを取り出した。

「ともともぉー、はやくぅー、見せてー!」

 ちょっと、食い付き過ぎだよ。杏菜ちゃん!


 智絵ちゃんがテーブルの上で、アルバムのあるページを広げてくれた。

「えっと、これが、おにいちゃんよ」

「うわっ、スッゴ~イ、かっこいい!」

 杏菜ちゃん、目がキラキラしてる。もう、一目惚れって感じ?

「そうね、確かに、どことなく智絵に雰囲気が似てて、美形よね。もし、智絵が男だったらこんな感じなのかなぁ?」

「うん、凄くモテそうね。智絵さんのお兄さんって」

「うん、わたしも、鮎美ちゃんと莉沙子ちゃんの言う通りだと思うよ。智絵ちゃんのおにいちゃんって、やっぱ、そうとうモテるんでしょ?」

「そうねぇー、バレンタインデーには女の子からチョコいっぱい貰ってたようだわ。おかげで、私がおにいちゃんにあげた義理チョコの価値なんて、ホント、全然無かったわけだしね」

「ねぇ、智絵? こっちの智絵の肩に手を回して微笑んでる、イケメンさんは誰なの?」

「あっ、その人? おにいちゃんの昔馴染みの親友で、同じ大学の人よ。私も親しいの」

「もしかして、ともともの彼氏?」

「えっ? ちっ、違うわよ」

「あっ、赤くなっちゃってカワイイ、智絵って。でも、好きなんでしょ?」

 鮎美ちゃんが、つっこんだ。

「うん、いい人よ。でも、私の事なんて意識してないんじゃないのかな?」

「そうかなぁー? ねぇ、ともともぉー、思いきって告っちゃえば?」


 うん、そうそう、杏菜ちゃんの言うように、告っちゃえばいいのに。自分のこと棚に上げて、人のこと、そんなエラそうに言えないけど…


「今はまだ、そんな気持ちにはなれないの。今の関係を壊したくないし。それより、ズルイ。私にだけ好きな人の事、話させておいて、そうゆうあんなちゃんは、どうなの?」

「じゃあ、ともともぉ。杏菜も好きな人のことを言うよ! 杏菜をともともお兄様の、お嫁さんにもらって!」

「あんた、いきなり何言ってるわけ? ムリ、絶対ムリだって! ずうずしいのにも程があるわよ、杏菜!」


 しっかし、杏菜ちゃんに対して、いつも厳しいツッコミするよねぇ~ 鮎美ちゃんって。まぁ、そんだけ、みんなから愛されて、イジりやすいキャラなんだけど…


「まぁ、まぁ、鮎美ちゃん。お嫁さんにもらってなんて、冗談だよね? 杏菜ちゃん?」

「あゆあゆも、まゆまゆも、ひっどーい。杏菜、冗談じゃないもん! ホンキだもん!」

「ごめんね、あんなちゃん。おにいちゃんには、もういい人が居るみたいなの。大学卒業したら、結婚したいと思っている人が居るって言ってたわ」

「ふぇーん。杏菜、撃沈!」

「まぁ、そんな気を落とさずに、ねっ? 杏菜さん」

 すかさず、優しいフォロー入れる莉沙子ちゃん。

「お後がよろしいようで。 ねぇ、智絵、この辺で勉強会、再開しない?」

 鮎美ちゃんが、最後に締めた。

「そうね、じゃあ、勉強会、再開ってことで」


 勉強会の後半戦を終えた後、息抜きにみんなでトランプで遊んでいたら、杏菜ちゃんと莉沙子ちゃんは、以前より仲良くなった様子だった。

「ねぇ、りさりさ?」

「なに? 杏菜さん?」

「りさりさって、小説が好きなんでしょ? 小説書いてみない?」

「えっ? 突然どうしたの? 杏菜さん?」

「うん、杏菜は漫画・小説同好会の部活に入っているんだぁー。りさりさをスカウトしようと思って」

「えっと、もう真結花さんと一緒に、美術部に入る約束しちゃって…」

「莉沙子ちゃん、小説が好きなんでしょ? わたしに合わせてムリしなくてもいいよ。自分が好きな事をしなよ。美術部っていっても、莉沙子ちゃんは、まだ顔を出してないわけだし、美術部顧問の戸田先生に気が変わったって、言っておくよ?」

「そうそう、人間、好きな事をするのが一番幸せなんだから、ムリしてまで他人に合わせることないと思うわよ」

 鮎美ちゃんもフォローする。

「そうよ、自分に自由が一番。もちろん、他人に合わせることも時と場合に応じて必要な事だけど、自分らしさを消してまで、自分の大好きな事、やりたい事を押さえ付ける必要はないの。私だって、親の決めた女子中学校に通ってたんだけど、そこでの学校生活は、色々と規則やしがらみがあって、自分を出せなくて、もううんざりしてたの。だから、もっと自分を出して、自分に正直に生きた方がいいと思うわよ。りさちゃん」

 智絵ちゃんの言葉には、妙な説得力があった。


 やっぱ、女子中学校で何か色々気苦労があったんだろうね。智絵ちゃんって、ホント、しっかりしてる。それに比べて俺って… 今、自分自身に対して、正直に生きているんだろうか? 自分のことなのに、自分のことがわかんないなんて… あぁ、この先が思いやられる。


「ありがとう、みんな気を使ってくれて。じゃあ、私、漫画・小説同好会に入ろっかな。実は、趣味で小説は書いてて、書きためたものがいくつかあるの。いつか、ネットの小説投稿サイトにでも投稿してみようかなって、思っていたんだけど、勇気がなくって、そのままなの」

「じゃあ、りさりさが小説書いて、杏菜がさし絵描くってのはどう?」

「あっ! それ、いいわね。面白そう。杏菜にも良い所あるじゃん」

 珍しく鮎美ちゃんが、杏菜ちゃんをほめてるよ。雨でも降らなきゃいいけど。

「その小説、完成したら、わたしに読ませてくれない?」

 俺は、莉沙子ちゃんに聞いてみた。

「うん、いいよ。でも、いつになるのかわからないけど」

「私にも読ませて欲しいな。気長に待ってるから」

 智絵ちゃんも興味があるようだ。

「ねぇ、りさりさ? そんな悠長な事、ホンキで思っている? この杏菜様が許すとでも思って? 試験が終わったら、覚悟するのダぁー」


 なに? なんなの? 杏菜ちゃん? 目がホンキ。いつもとモードが違うよぉー。

 これって、さっき、失恋しちゃったから?


「うあぁー、杏菜さん。お手柔らかにお願いしまーす」

「それから、これから杏菜のことは、『あんりん』って呼んで」

「わかりました。あんりんさん」

「だからぁ、その『さん』っていうの、いらないから」


 最近、何かと世間は物騒だし、余り帰宅が遅くなるのもまずいということで、“智絵先生勉強会”は17時にお開きとなり、解散となった。

 自宅に帰って早々、俺は、智絵ちゃんに教えてもらったノートを取る“奥義”を麻弥に伝授した。姉としての威厳を取り戻す、絶好のチャンスがようやく到来したのだ。


「おねぇちゃんって、すっごーい。こんなノートの取り方のコツがあったなんて全然知らなかった」


 ふっふっーん。どうだ! 見直したか! 尊敬したか! 我が妹よ。


「そうでしょ? 麻弥も来年、高校受験に突入よね? 少しは役に立った?」

 そう、麻弥は俺と二つ違いで、今は中学二年生、来年は三年生で高校受験モードに入る。

「うん。おねぇちゃんも、たまにはやるわねぇー」


 おぉーっ、麻弥が珍しくほめてくれている。めっちゃうれしい。夢でも見ているのだろうか?


「そお? それほどでもないけど?」

「ところで、おねぇちゃん?」

「んっ? なに? 麻弥」

「ねぇ、誰に教えてもらったの?」

「えっ? その、友達だけど…」

「ふぅーん。やっぱりねぇー。おねぇちゃんがこんなスゴ技、知ってるハズないって、思ってたしぃ」


 うっ! なに? 姉をほめておいて、冷たく突き放す、そのツンデレ攻撃。


「もぉー、素直じゃないんだから、麻弥って」

「そっ、そんなことないもん!」

 麻弥はぷいっと顔を背けた。


 もっ、もしかして反抗期なの? 麻弥って。ママぁー、助けてよぅー。


「ねぇ、わたし、何か悪い事でも言った?」

「もう、知らない! おねぇちゃんなんて!」

 麻弥に、何か機嫌を損ねるようなことを言ってしまったのか? なぜだか麻弥はスネて、部屋を出て行ってしまった。


 ホント、全くワケがわからない、女心って。そんな事もわからないようじゃあ、俺って、女の子としては、まだまだダメだよなぁ~。こんな調子で、恋なんてもの、本当に出来るのかなぁ? あっ、今そんなこと、悠長に考えてる場合じゃない。とにかく目の前の来週の試験、今はこれに集中しなきゃ。赤点取って追試なんてもの、受けたくないしさ。 “恋”の問題、とりあえず後回しってことで。試験が終わったら、心の余裕も出来るだろうし、そんとき、ゆっくり考えればいいや。


 女の子として、まだまだ修行が足りない様子の真結花。

どうやら、本人にその自覚はあるようですが…


 次回につづく

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ