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#21:ヒ・ミ・ツ・ナ・カ・ン・ケ・イ?

 今日、あの事故以来、学校に通い始めて、初めての体育の授業。

だってさぁー、ずいぶん学校休んでたし、学校に復帰した後も、大事を取って、体育の授業は当分休みなさいってママから釘を刺されてたからね。でも、これだけ長い間体動かしてないと、ホント、体がなまっちゃうよ。

 今は早く、この体を動かしたくってウズウズしてるって感じ? フットサルの試合やるって言ってたしさ。今の自分がどれだけ体動かせるのか? 早く試してみたいんだよね。それと、一昨日、喜多村くんに誘われて、サッカーボールをゴールに向かって蹴ったとき、スッゴク気持ちがよかったことを思い出したんだ。サッカーボールがゴールに吸い込まれる瞬間、なんとも言えない快感って感じだったし。サッカー復帰に向けて、ちょうどいい肩慣らしかも。イヤ、足慣らし?


 そんなことを思いながら、体育館の女子更衣室に向かってた。


 すると、

「真結花、今日はいよいよ体育の授業に復帰ってわけね?」

「うん、ようやくね。鮎美ちゃんってさぁ、テニス部入ってるぐらいだし、やっぱ、運動神経はいい方だよね」

「まあね。自分で言うのもなんだけど、普通の人よりもいいかな?」

「まゆまゆも、あゆあゆも、いいなぁー、運動神経よくって。杏菜って、運動音痴なんだもん。ともともだって運動神経いいし、なぁーんか、杏菜だけ、蚊帳の外って感じ」

「そんなことないよ? 杏菜さん。私も運動音痴な方だから、気にしなくてもいいよ」

 莉沙子ちゃんが、優しいフォローを入れる。

「そうそう、りさちゃんの言うように、気にしなくてもいいのよ。人には得意分野と不得意分野ってものがあるんだし。あんなちゃんって、小説書いたり、漫画を描くの、得意じゃない」

 続いて、智絵ちゃんまでフォロー。

「智絵の場合は、特別よねぇー。だって、勉強もスポーツも、お料理だって、ピアノだって、何でもデキちゃうもん。おまけに学級委員だし、美人だし、スタイルもいいし、性格もいいし。正に、絵に描いたお嬢様だもんねぇー。その才能、少しぐらい分けてくれても、バチ、当たんないでしょ?」

「そうそう、鮎美ちゃんの言う通り。わたしも憧れちゃうなぁー」

 だって、ホントにそうなんだもんなぁ。

「もうぉー。あゆも、まゆかちゃんも、ちょっと言い過ぎ。私にだって、苦手なものやコンプレックスぐらい、あるんだからぁ。この世の中に、完璧な人なんて、いないんだよ」

「またまた、ご謙遜を。まっ、そういうところが智絵らしくって、好きなんだけどねぇー」


 そっ、鮎美ちゃんと同感。智絵ちゃんって、そうゆう鼻に掛けないところがいいっていうか、お嬢様らしくないっていうか、庶民的で親近感あるっていうか。そうゆうところ、好きだなぁー。



 “女子更衣室”それは読んで字の如く、女の子しか入れないヒミツの部屋なわけで。

う~ん。いよいよ、未知の世界へ突入ってわけ? うれしいような、恥ずかしいような、妙な気分。

でも、他の女の子の着替えるところ、見えてしまっても仕方ないよね? だって、今、女の子だもんね。


「どうしたの? 真結花、そんなとこでボケーっと突っ立ってさぁ。早く体操着に着替えないと、授業に遅れちゃうよ?」

「うっ、うん」


 鮎美ちゃんに促されて部屋に入った途端、ムッと、女の子独特な香りが充満してて、圧倒された。

余り周りを気にせずに、さっさと着替えなくっちゃ。


「あれっ? 真結花って、胸、少し大きくなった? もしかして、成長したんじゃない?」

「そんな、ジロジロ見ないでよぉー、鮎美ちゃん。恥ずかしいよぉー」

「んっ? 真結花、なに恥ずかしがってんのよ、女の子同士でさぁ」

「んっ、どぉーれどれ?」

「きゃっ!」

「ふふんっ、杏菜の勝ちぃ~」

「もうぉー、杏菜ちゃん。いきなり人の胸、触んないでよぉー、ビックリするじゃない」

 ったく、無意識に、“きゃっ!”なんて言っちゃたよ。もぉー、恥ずかしいったらありゃしない。

「確かに、杏菜はその体に似合わないほど、胸、大きいのよねぇー」

 うん、確かに。俺も、鮎美ちゃんに一票。

「そうなのよねぇ~、うらやましいなっ!」

 智絵ちゃんにも、弱点があった?

「へへんっ、あゆあゆ、ともともにも勝った!」

 女の子にとって、胸の大きさで、勝ち負けっていうもんがあるんだろうか?

「ほんと、杏菜さんの胸って、おっきいー。男子の視線、気を付けてね」

 莉沙子ちゃんまで。でも、胸って、大きけりゃ大きい程いいっていうもんでもないと思うんだけど… 大きいと、なんか肩こりしそうだしさぁ。

「そうそう、この前の体育の授業もだけどさぁー。男子と一緒だと、またいやらしい視線、杏菜に集中しそうね」

 そうだよねぇー。莉沙子ちゃんや鮎美ちゃんの言うように、やっぱ、杏菜ちゃんの胸って目立つからさぁ、運動中に胸が揺れたりすると、男子達のいやらしぃーい視線の、集中砲火浴びちゃいそう。

「杏菜、そんなの、気にしないもん! ムシムシぃー」

「そうなのよねぇー、ムシしておくしかないのかしら? 学級委員という立場とはいえ、そんなのまでいちいち注意するっていうのも、男子からクレームが出ちゃいそうで、気が引けちゃうっていうか…」

 うーん、杏菜ちゃんや、智絵ちゃんの言うように、やっぱ、ムシしとくしかないのかな?

「杏菜さん、今度から、体育の授業のある日は、スポーツブラにしたらどうかな」

「そうそう、莉沙子もいいこと言うわねぇー、そうしなさいよ、杏菜」

「そうよ、あんなちゃん。それだけ胸、大きいんだし、そうした方がいいと思うわ」

 うん、確かに。俺も鮎美ちゃんや智絵ちゃんに同感。それがいいね、じゃあ、

「同じく、賛成!」

「うん、わかった。みんながそう言うんだったら、今度から杏菜、そうするね」

「さっ、みんな、授業に遅れるわ。早くしないと」

 最後は、智絵ちゃんが締めくくって、この話はおしまい。




「今日は、フットサルの試合やるわね。基礎練習も飽きて来たところだと思うしね。じゃあ、出席番号の奇数と偶数の二つに分かれてチーム作って。10分ごとに休憩入れるから。メンバーは、自由に交代してね」


 女子の女性体育教師、櫻木瑛里奈先生。大学出たてのほやほやの、新米教師。通称、“さくえり”っていう名で生徒の間では呼ばれてるらしい。年齢が近いから、先生っていうより、可愛らしいお姉さんって感じかな?

その初々しさからか、特に、お姉さんに憧れる男子からの人気は高い様子。


「あと、屋内だから、試合中にシュートボールが壁に当たったりして、跳ね返ってくるかもしれないわよ。だから、交代の人は、ボールには気を付けてね。それと、向こうでも男子が試合をやってるから、邪魔にならないように見学しててね」




 あっ、ここは、シュートチャンス! えっと、ここは右に行くと見せかけて、左、

今だ、今度こそ、えぇーい!


 ガツンッ!


「あっちゃー、また外れちゃった」

 頭ん中のイメージじゃあ、こんなはずじゃないのになぁ。

「ドンマイ、ドンマイ、まゆかちゃん。その調子でいこうよ! ゴール外しちゃっても気にしないで」

「うん、ありがとう智絵ちゃん」

 今度はポスト叩いちゃった。やっぱ、利き足じゃなかったから外れちゃった?

「木下さんにラストパス集中させるから、どんどんゴール狙っていってよ」

「そうそう、このメンバーの中だと、木下さんが一番上手いんだしさ。向こうの結城さんのゴール、なんとか止めてよ」

「ありがとう、みんな」

 うーん、これは、何とかしてみんなの期待に答えないと。それに、向こうのチームにいる鮎美ちゃん、やっぱ運動神経がいいし、ゴールだってもう2本も決めてる。意外に上手いってゆうのには、少し驚いたね。こっちのチーム、まだ得点がゼロだよ。これは、負けてらんない。



 ピピィー!


「すっご~い、木下さん。これで3ゴール目よ! やっと同点だね」

「そうそう、ほんと上手いわね、木下さんって」

「まゆかちゃん、ようやく調子出てきたみたいね」

「うん、やっと、体が慣れてきたみたい」


 暫く体動かさなかったわりに、フットサルでこれだけ動けるなら、何も問題無くサッカーもやれるのかも。ただ、頭で思っているより体が追い付いてこないというか、やっぱ、練習サボってたせいか、どうも体が重いんだよねぇ~。それに、反応もワンテンポ遅いっていうか。サッカーやってる子とまともにマッチアップしたら、こんなレベルじゃ全然ダメかも。素人相手にやってるから、ずば抜けた身体能力のように思えちゃうだけでさぁ。それと、体力的にも問題があるかも。まだ大して動いてるわけじゃないのに、もうヘバッテ来たし。



「なぁ、友田。木下って、こうやって見ると、やっぱカワイイよなぁー。元々カワイかったんだけどさぁ、あの性格だったからなぁ。今は、いい感じじゃん。結構、胸もあるみたいだし、おいしそうな脚してるしさぁ」

「おいっ、筒井! 木下のこと、そうゆうやらしい目で見んなっ!」

「おっ、なんだよ、急にさぁー、真面目ぶってんなよ。お前だって、そうゆの、好きだろ?」

「ちっ! お前とはもう話さん!」

「なに怒ってんだよ?」

「もういいから、あっち行けよ、次、お前の番だろ」

「へいへい」


 ったくよー、最近、どうも色気付いているような気がするよなぁー、木下って。

ここ最近、妙に女の子らしくなってきてさぁ。

筒井のように、木下を見る目が変わるのはわかるけど。

もしかして、今、好きなヤツでも居るのかなぁ。



 ドンッ!


「イッタぁ~い」


 ピピィー!


「あっ、木下さん、大丈夫? ごめーん、ちょっと熱くなちゃって」

 はぁーっ、スッキリした。 この子、前から気に入らないのよねぇ~。いいきみだわ。


「大丈夫だから、これくらい」

「そう、ならいいんだけど」

「鶴見さんも大丈夫?」

「ええ、大丈夫よ」

 この子、カワイイからって、ちょっと最近、調子に乗って目立ち過ぎよ。

 ホント、私を邪魔するようなマネ、しないで欲しいわ。



「まゆかちゃん、さっき、鶴見さんとぶつかちゃったみたいだけど、大丈夫だった? ケガ、どこもない?」

「うん、大丈夫。どこもケガしてないし、心配しないで、智絵ちゃん」

 智絵ちゃんって、ほんと優しくて、気が回るコだよねぇ~。鮎美ちゃんとは、またタイプが違うんだけど。もし、この瞬間、俺が男の子だったら、惚れちゃってもいいですか? って感じ?

「ねぇ、木下さん。さっきの鶴見さんって、ワザとぶつかってきたんじゃないの?」

「いいじゃん、別に。直接フリーキックもらえたんだからさぁ。河合さんが蹴りなよ、フリーキック」

「えっ? 私なんかでいいの?」

「いいの、いいの。わたしばかり蹴ってたら、面白くないでしょ?」

「うん、じゃあ、私、やってみる」


 正直、かなりヘバッテ来た。もう交代しよっ。



「ふぅー。つかれたぁー」

「おつかれぇー、まゆまゆぅ。ゴールラッシュ、スゴかったよ」

「ありがと。あれっ、杏菜ちゃん、試合に出ないの?」

「しーっ、黙ってたら、わかんないじゃん」

「まっ、その方がいいのかもね。杏菜ちゃんの胸に、男子の視線、集中砲火されそうだし」

「そうそう、さっきもさぁー、休んでる男子達のいやらしぃーい視線、まゆまゆを直撃してたよ」

「えっ? そうなの? 試合に集中してたから、そんなの、感じなかったけど」

 うっへぇー、それってマジ? なんか、想像しただけで、ゾクっと寒気がしてきた。

「まゆまゆって、そうゆうの、ホント鈍感なんだから。気を付けないと、ストーカーとかに襲われちゃうぞっ!」

「えっ? まっさかぁー」

「もぉー、まゆまゆって自分がカワイイってこと、もっと自覚しなきゃ。そうゆう、油断が危ないのっ。年頃の男子って、飢えた野獣なんだから」

「うん、わかったわ。杏菜ちゃんの忠告、心に留めておくから」


 喜多村くんも、やっぱ男の子なんだし、例外なくそうなんだろうか? もし、この体、あの夢のように彼に求められてきたら、俺はいったいどうしたらいいんだろ? ってそんな心配、まだ付き合ってもないくせに、何考えてんだよ、俺ってさぁ。


「ところでさぁー、向こうの男子の試合見てたんだけどぉ、さっきまで出てた喜多村くんって凄かったよ。まゆまゆと同じでさぁ、次々とゴール決めてたよ」

「へぇーっ、見てみたかったな、喜多村くんのプレイ」

「今日は、喜多村くんがヒーローで、まゆまゆがヒロインってことね。ふふっ、お似合いよねぇ~お二人さん」

「えっ? 何のこと?」

「もぉー、しらばっくれちゃってさぁー。杏菜にはお見通しなんだからぁー」

「えっ? それって、鮎美ちゃんから聞いたの?」

「うぅうん、そんなの、昨日の二人の様子を見れば、なんとなくわかるじゃん」

「って、ことは、クラスの皆も知ってるの?」

「さぁーねぇー、女子は他に知ってる子、いるかも。そゆうの、敏感だし。少なくとも、ともともやりさりさは知ってるよ」

「そうなの?」

「うん」

「あっちゃー」

「どうしたの? まゆまゆ」

「あっ、ちょっと、今軽いショックが…」

「大丈夫だって、ともともや、りさりさだって、他のコには黙ってるから」

「でも、いずれ、みんなにバレちゃうよ?」

「まっ、そのときは、公認ってことで、みんな、諦めるんじゃない?」

「そんなもの?」

「うん、そんなもんだと思うよ。まゆまゆだったら、仕方ないって思うんじゃない?」

「そっかなぁー」


 うーん、できればこのまま、喜多村くんとのコト、ヒミツなままにしておきたい。だってさぁー、麻弥からは間接的に聞いたわけだけど、喜多村くんの口から直接、気持ちを聞いたわけじゃないんだからさぁ。こっちだって、まだキモチが固まっているってわけじゃないし、まだ俺の心の中では、未だにグラグラと揺れ動いてる。恋に悩む乙女心ってさぁ、正にこうゆう心境なんだろうか?

 それと、昨日、麻弥から伝授された自然な笑顔って、ホントに喜多村くんを目の前にしたとき、ちゃんと上手く出来るのかな? 正直、自信なんてものは何も無い。ってナニ考えてんだぁー、俺って。うわぁー、もう恥ずかし過ぎる。


「まゆまゆ、大丈夫?」

「えっ? 何が?」

「だって、顔が赤いよ?」

「へっ? ちょっと、体を動かし過ぎちゃったのかな?」

「ふふんっ、さては、今、喜多村くんのこと、考えてたでしょ?」

「なんで?」

「だって、まゆまゆって、わかり易いんだもんっ」


 やっばぁー、俺って、すぐに表情や仕草に出るみたいだから、もうちょっと気をつけないと。


「ねぇ、杏菜ちゃん。わたしって、そんなにわかり易いキャラなの?」

「えっと、今のまゆまゆって、以前よりも増して喜怒哀楽がハッキリしてるのかなぁ? お天気みたいに気まぐれで、表情がくるくるって変わるの。そう、まるで幼子のような感じかなぁ?」

「それって、精神年齢が低いってこと?」

「えっ? まゆまゆ、気を悪くしたならゴメン。そうゆうわけじゃなくってさぁ、それだけ、まゆまゆの表情が豊かってことかな」

「やっぱ、少しぐらい、直さなきゃダメかなぁ?」

「そんな必要、全然ナイよ」

「なんで?」

「だって、それが今のまゆまゆの魅力だし、個性じゃん」

「そう。じゃあ、このまま、ムリに変えようなんて思わないで、自然なままでいいのかな?」

「うん、まゆまゆは今のままでいいの。もしかして、喜多村くんのコトで、ムリして違うキャラ目指そうなんて思ってる? そんなことしたら、杏菜、まゆまゆのこと、キライになっちゃうもんっ」

「えっ? そんなぁー」

「じょうーだん。だってね、女の子って好きな男の子が出来ちゃうと、友達から離れていっちゃうコっているから」

「大丈夫、わたしはそんなことしないって」

「ほんとかなぁ~、アヤシイぃー」

「もう、ホントだって」

「だって、まゆまゆって、今、喜多村くんにぞっこんなワケでしょ?」

「シーッ! 他のコに聞こえちゃうじゃない、杏菜ちゃん」

「ふふっ、ホント、今のまゆまゆイジるのって楽しいぃー」

「ったく、人をおもちゃにしないでよぉー」

「あははっ、やっぱ、まゆまゆってイジってて面白いね」

「もう、杏菜ちゃんってほんと、イジワルぅー」


 ピピィー!


「そこの二人、イエローカードよ! 何やらお喋りに夢中なようで、楽しそうだわねぇー。そうゆうことは、休み時間にたっぷりしなさいね。まだ授業中なんだから、私語は慎みなさい!」

 しまった、“さくえり”に警告を受けてしまったようだ。今度警告出されちゃったら、即刻退場ってこと?

「すみません、櫻木センセイー。もぉー、杏菜ちゃんのせいで怒られちゃったじゃない」

「へへっ」

「柚木さん?」

「へっ?」

 あの可愛らしい櫻木センセイが、何やら杏菜ちゃんを睨んでいる。

「あなた、まだ試合に出てないわね?」

「えっと、その… 体の調子がいまひとつ悪くって」

「誤魔化さないのっ!」

「ハイっ!」

 さくえりって見た目に寄らず、意外とコワい?

「じゃあ、水瀬さん、あなたが柚木さんと交代して」

「はいっ」

 

 杏菜ちゃんは、智絵ちゃんと強制的に交代させられ、しぶしぶって感じで試合に引きずり出されてしまった。まぁ、人をおもちゃにした、そのバツってヤツでしょうかねぇー。


 ようやく、自身の恋愛感情に向き合い始めたものの、今一歩が踏み出せない真結花。

まだまだ、先が思いやられそうですね。


 次回につづく


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