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#20:否定も肯定のうち?

 自身が抱く恋愛感情に自信が持てず、悩み続けていた真結花。

果たして、彼女は、その悩みに対する答えを、見つけ出すことができるのでしょうか?


「ただいまっ」

「おかえりなさい、真結花。今日も遅かったのね、今日は何してたの?」

「えっと、今日は図書館で勉強してきたの、ママ」

「へぇー、珍しいわねぇー、真結花が図書館に行くなんて、中学生以来じゃない?」

「わたし、中学んときは、よく図書館利用してたの?」

「ええ、そうよ。真結花は、読書好きだったでしょ?」

「確かに、本棚に小説はいっぱい置いてあるけど…」

「部屋に置いてある小説に飽き足らず、なにやら小難しそうな文学小説、図書館から借りてきて、よく読んでたわよ。それっ、その本もなにか小難しい本のようね?」


 しまった。この本、やっぱ無理してもカバンの中に入れときゃよかった。この本、ちょっと入れにくかったんだよね。ゴーインにカバンに詰めて、本を傷めると悪いしさぁ。


「あっ、これ? 勉強ついでに借りて来たの。まぁ、小難しいったら、小難しい本かな?」

「なんの本?」

「えっと、その… 人間心理に関する本」

「そうなの? でも、なんでまた、そんな難しそうな本を?」

 うっ、マズイ。この話題、これ以上、ママに突っ込まれないようにしないと…

「あっ、ちょっとね。たまたま、この本が目に入って、面白そうだなって、興味があっただけよ。それより、Yukiは?」

 長居は禁物。ヘンに勘ぐられるよ。鋭いママなら、ゼッタイ、そう。

「今日も、麻弥と散歩に出かけてるわ」

「あっ、そう。じゃあ、わたし、部屋に戻るから」

 早く、この場から退散しなきゃ。

「じゃあ、麻弥が帰って来たら、夕食にしましょ」

「はぁーい」



 人間心理に関する本って? 真結花、何か気になることでもあるのかしら? 最近、やっと元気になってくれたと思ってたところなのに… ヘンな事、考えてなきゃいいんだけど。 あっ、もしかして、真結花が恋患い? そういえば、今朝、麻弥が真結花に彼氏ができたって言ってから、様子がヘンだったわね? そうだわ、麻弥に、真結花の様子を探ってもらおうかしら?




 俺は自分の部屋に戻ると、疲れているのか? カバンと借りて来た本を床に放り投げると、着替えもせずに、制服のままベッドに身を投げた。


「はぁーっ」


 ホント、どうしちゃったんだろう? 俺って。何だかこう、体が妙にだるくってさぁー、何もヤル気が出てこないんだけど… これって、マジで恋患い? どうしよう? どうしたら治るのかな? でも、恋患いって、本にも書いてあったように、治療法がない病なんだよね? やっぱ、いくら頭で否定しても、体はウソをつかないってことなのかなぁ?

 しかし、この調子じゃあ、試験勉強どころじゃないね。試験は来週だっていうのにさ。

恋患いだかなんだか知らないけどさぁ、今、こんな事にうつつを抜かしている場合じゃないだろ、俺っ。そんなことより、まずは目先の試験、そして、これからの目標だろっ? これからの目標って… 俺の、これからの目標っていったい何だろう? まあやちゃんは、サッカーで代表を目指すっていう大きな目標を持ってんだよなぁー。ほんと、凄いよなぁー。俺にもそんな大それた目標、持てるのかなぁ? 記憶を失う前なら間違い無く、まあやちゃんが言ってたように、サッカーで代表を目指すって思うんだろうけど、今の俺に、果たして、そんなことが出来るのだろうか…

 そういえば、明日の体育の授業、フットサルの試合をやるって言ってたよね? 暫く、体育の授業も休んでいたことだし、ここは、物は試しだ。いっちょ、やってみっか! 自分の体がどこまで動くのか? とにかく、やってみてから考えてもいいんじゃない? 記憶は無くても、体は覚えているかもしれないし。やる前から諦めてちゃあ、この先もずっと諦めてばかりの人生になっちゃうかも。もし、ダメならダメで、別の道の選択を考えればいいじゃん。よしっ、決めた! ママの許可をもらって、明日の体育の授業には出てみよう。




「ただいまぁ~、ママ」

「おかえりなさい、麻弥。ちょっと、相談があるんだけど、いい?」

「なに? ママ」

「さっき帰って来たばかりの真結花の様子、それとなく探ってくれないかしら?」

「おねぇちゃんが、どうかしたの?」

「真結花、今日は様子が少し、おかしな感じなのよねぇ~。今朝、麻弥が真結花に彼氏が出来たって言ってたでしょ。それから、真結花の様子が少し、おかしかったのには気付いていたんだけど、余り気にはしてなかったのよね。さっき、帰って来た真結花と話してたら、また何か悩んでいるのかしら? 難しそうな人間心理に関する本、図書館から借りて来ていたようなの。もしかして、恋患いでもしてるのかしらって思ってて。あの子、ママの知る限り、今までそんなこと一度もなかった様子なのよ。年頃の女の子なら、普通、恋愛とかに興味があって、憧れると思うんだけど、真結花はそういったことには目もくれず、ひたすらサッカー一筋って感じだったのよね。もしかしすると、恋愛に関して、免疫が無いのかもしれないわね、真結花は」

「やっぱ、そうだよねぇ~。 おねぇちゃん、今朝から様子がヘンだったもん」 

「じゃあ、お願いね? 麻弥」

「らじゃーっ! ママ。その重要ミッション、この麻弥が、しかと引き受けたわ!」

「じゃあ、後でママへの報告、忘れないでね」

「イエッサー! 麻弥は、今から10分後、おねぇちゃんの部屋に突入、おねぇちゃんの中に立てこもる悩みの種を撃退、その武装解除を行ったのち、心の奥底に閉じ込められた、自由を求める愛の解放と、その脱出支援を行い、無事ミッション遂行して帰還してまいります。以上」

「もう、麻弥ったら、アクション映画の見過ぎじゃない?」

「へへっ」




 トントン。


 さぁー、ミッション開始の合図よ。

「おねぇちゃん、入っていい?」

「うん、いいよ」


 カチャ。


「麻弥、なんの用?」

「用事って程のことじゃないんだけど、悩み事、あるんでしょ? おねぇーちゃん」

「はぁ? いきなり悩み事ってなによ? 麻弥」

「もぉー、おねぇちゃんってほんと、素直じゃないんだから」

「なによぉー、その遠まわしな言い方。わたしに言いたいことあれば、ハッキリ言えばいいじゃん!」

 

 うっ、これは、しょっぱなから、中々手強そうね。

「なにも、そんなにムキになって怒らなくてもいいじゃない。こっちは、おねぇちゃんのコト、心配して聞いているっていうのに…」

「余計なお世話! 麻弥にはカンケイないっ!」

「もう、そうやってイジケちゃってさぁ。そうゆうとこ、おねぇちゃんの悪い癖だと思うわ。喜多村くんに嫌われちゃうよ?」

「別に、嫌われたっていいもんっ」


 うーん、おねぇちゃんの機嫌、すこぶる悪そう。

「ほんと、どうしちゃったの? おねぇちゃん」

「どうもしないわよ、ちょっとイライラしてるだけよ」

 はぁー、なんで、こうイラつくわけ?


「やっぱ、そのイライラの原因って、喜多村くんのことでしょ?」

「なっ、なに言ってるのよ、麻弥。そんなわけないじゃん」

「だって、なに、その本は? それが、いい証拠だわっ!」


 しまった!

 麻弥が、さっき、俺が床に放り投げていた『人間における恋愛システムとは』と書かれた本に指をさし、聞いてきた。


「えっと、それは、その… 単なる興味本位で借りて来ただけよ」

 うっ、自分で言ってて、ひじょーに苦しい言い訳だ。

「そんなの、ウソよね? こんな本、借りてくるってことは、喜多村くんのこと、よっぽど気になって仕方ないんじゃない?」

 ああ、そうですとも。くっ、認めざるを得ないのがクヤシイーですっ。

「そっ、それがどうしたっていうのよ、麻弥」

 もう、こうなったら、開き直りだいっ!

「ほら、やっぱり気にしてるじゃない。大丈夫。おねぇちゃんと喜多村くんなら、きっと上手くいくって。麻弥が太鼓判押してあげる」

「なんで、そんなことが麻弥にわかるわけ? そんなの、この先どうなるのかなんて、誰にもわかんないじゃん」

 ったく、俺ってホント素直じゃない。

「それはさぁ、女の第六感っていうヤツかなぁ?」

「へっ? なによそれっ、そんなの、当てになるわけ?」

「喜多村くんを見た瞬間、びびっと、来たのよねぇ~。そう、おねぇちゃんとの運命の赤い糸が見えたのよ。将来、おねぇちゃんはこの人と結ばれるんだわ、麻弥に、素敵なおにいちゃんが出来るんだわって」


 麻弥が、神に祈りを捧げるようなカタチで胸の前で両手を組み、目をキラキラさせてる。もう、勝手に、麻弥の妄想の中で、俺を結婚さすなぁーっ!


「はぁ? なに寝ぼけたこと言ってるわけ? 麻弥は。まだ、デートどころか、お互いの気持ちすら、ハッキリと確かめてないっていうのに」


 あぁー、もうじれったいわねぇー。鮎美ねぇさんゴメン。麻弥、もうガマンできないっ。言っちゃうからね。

「ふふんっ、それがねぇー、実は鮎美ねぇさんから聞いて、口止めされてたんだけどさぁ、鮎美ねぇさんが喜多村くんの気持ちを確かめたら、喜多村くんもおねぇちゃんのコト、ハッキリと好きって言ってたってさっ!」


「へっ? あっ、あっ、そう」

 頭では否定しつつも、一方で、もし、そうであったら嬉しいかもっていう気持ちが、ずっと心の奥底でくすぶっていたのも確か。だから、あんな喜多村くんとのヘンな夢も見ちゃったわけだし。はぁーっ、なんでこんなにも、キューンって切ない気持ちになるんだろう?


「ちょっとは、気持ちのもやもやが、スッキリした? おねぇちゃん」

「……」

「どうしたの? おねぇちゃん。あれっ、泣いてるの?」


 いったい、どうしたっていうのだろうか? 自分でも全く意識していないのに、勝手に涙が頬を伝っていた。


「それが、わたしにも全然わからないの。勝手に涙が溢れ出てきて…」

「それはねぇー、きっと、おねぇちゃんがずっと自分の気持ちを抑えてて、ガマンしてたからだと思うの。少し安心して、気持ちがラクになったから涙が出たんじゃないのかな?」

 ほぉーっ、確かに、そう言われてみれば、そうかも。麻弥ってやっぱ、鋭いっ。

「麻弥、ちょっとヘンな事言ってもいい?」

「なに? 遠慮なく言って、おねぇちゃん」


 こんなに優しい麻弥なら、きっとわかってくれる。そうだよ、大丈夫。えぇーい、もう隠していてもしょうがない。この際、言ってしまぇーっ。


「麻弥。実は、わたし、気持ちが男の子っぽいの。だから、わたしが男の子に恋するなんて、頭がおかしいんじゃないのかなって、ずっと悩んでて」

 あぁ、勢いにまかせて言っちゃったよ。もう、後戻りは出来ないんだ。

「なに今更、深刻に言ってるわけ? おねぇちゃんが男の子っぽい性格だってこと、そんなの、当然わかってるわよ。麻弥が、そんなこともわかんない、ニブイ子って思ってたの? おねぇちゃんは」

「へっ?」

 げっ、やっぱ、麻弥には以前からバレてたのか?

「おねぇちゃんが男の子っぽいの、そんなの元々じゃない。最近は少し、女の子っぽくなってきたと思うけどさぁ」

 ふぅーっ。どうやら、バレてないのか? 麻弥、俺の言った言葉の意味、何か勘違いしてる。

「そうなのなぁ? わたしって?」

 でも、麻弥に“俺”の存在、バレてなくて、ほんと、よかった。

「たぶん、その男の子っぽい性格のせいだと思うの。おねぇちゃんは、女の子としてキズつくのがイヤで、恋愛なんかしちゃダメって自分の中で勝手に決めつけて、今まで自分の心にブレーキを掛けてたんじゃないのかなって」

「うーん、そうなのかなぁ? よく、わかんないけど」

 と言いつつも、過去の記憶の中に、なにかトラウマがあって、麻弥の言ったように、心にブレーキを掛けているのかもしんない。

「だてに、おねぇちゃんの妹、何年もやってるわけじゃないんだからねっ、麻弥はさぁ。これからも、恋愛のことで困ったらさぁ、いつでも相談には乗るからね。遠慮なく言ってよ、おねぇちゃん」

 はぁーっ、恐れ入ります、参りました。

「ありがとう、麻弥。ちょっとは、気分がラクになったかも」

「そう、それはよかったわ。もう泣きやんだことだし、落ち着いた?」

「うん、そうね」

「じゃあ、部屋着に着替えたら、夕食にしようよ、おねぇちゃん」

「うん」


 やっぱ、麻弥には頭上がんないや。一枚も二枚も上手って感じ? 

でもさぁー、麻弥に慰められちゃってる俺ってさぁ、もしかして、麻弥より精神年齢が低いってこと? それって、やっぱショックだよなぁー。イヤ、麻弥が、ふつーのコより、おませさんなだけだよね? そう、そうに違いない。じゃないと、俺の存在っていったい、なんなの? 全く姉としての威厳もヘッタくれもないじゃないか。 この家族の中で、姉という存在として、機能しているのかさえ、怪しいぞ。イヤ、むしろ、家族に心配や迷惑ばかり掛けてる問題児で、厄介なお荷物なだけなのかも…


「あっ、またおねぇちゃん、なにか考え事してる」

「えっ? そう?」

「もぉー、そんな悩んでる姿、喜多村くんに見せたら、不安がるよ? 女の子は、笑顔、笑顔よっ」

 あっそう。じゃあ、

「こう?」

 俺は、麻弥に向かって無理やり作り笑いしてみた。

「ぷっ。なに? そのヘン顔」

「えっ? ヘンな顔してる?」

「うん、いかにも、作ってまーす!っていう笑顔よ。毎日、鏡の前で、自然な笑顔ができるように、練習してみたら?」

「えっ? そんなの、練習しなきゃいけないものなの?」

「だって、おねぇちゃんって不器用なんだもの。今をときめく女性アイドルだって、ファンの前で、いつでもカワイイ笑顔が出せるようにって、陰では密かに練習して、努力してると思うわよ」

「そうなの? カワイイ笑顔って、そう簡単に、自然に出来ないものなの?」

「まぁ、女の子は好きな人が出来たら、カワイイ笑顔って自然と出来るものだと思うんだけど、その人を慕う、内面から溢れ出る嬉しさっていうのが、自然に表情や笑顔、仕草に出るっていうか」

「そうなんだ?」

「でも、おねぇちゃんの場合は別だからね。女の子としての自覚が、全然足りない! 女子力不足よ!」

「やっぱ?」

「ほらっ、自覚してるじゃない。今まで、おねぇちゃんが多少男の子っぽくても、それに目をつぶって、ほっぽいたママや麻弥も悪いんだけどさぁ」

「ふーん、そうなんだ?」

「なに、他人事みたく言ってるの? おねぇちゃん」

「えっ?」

「これから麻弥が、女の子としてイロハ、ビシバシ、おねぇちゃんに叩き込んで、鍛えてあげるわっ!」

「そんなのいいって、麻弥。今のままで、何も問題はないんだからさぁ」

「なに言ってるのよ、そんなんだから、今まで、恋愛ひとつ出来なかったのよ! 最近、おねぇちゃんが少しだけ女の子っぽくなってきたとはいえ、麻弥からすれば、まだまだよ。おねぇちゃん、このまま、将来お嫁さんに行けなくてもいいわけ?」

「ちょっと、麻弥ってば、話がいきなり飛躍していない?」

「いいえ、ちっとも飛躍なんかしてないわ! おねぇちゃんにはこれくらい厳しく言っとかないと、ほんとダメなんだから」

「もし、わたしがその女の子としてイロハ教育、拒否したらどうなるの?」

「ここまできて、今更そうきますか? 今のおねぇちゃんに、拒否権があるとでも思ってる? そういうことなら、不本意だけど、麻弥も、使いたくはない最終手段を発動させるしかないわねぇ~」

 不気味な笑いを浮かべ、何やら企んでいる様子の麻弥。逆らうと、何かとんでもことになりそうな雰囲気だ。

「……」

「いい、わかった? おねぇーちゃん」

 更に、ゴリ押ししてくる麻弥。ここは、俺が折れるしかなさそうだ。ハイハイ、根気負けしたよ、もう麻弥の勝ち。

「もう、わかったわ。じゃあ、ヨロシクお願い、麻弥センセイ」

「ヨロシイ。おねぇちゃん、そうやって最初っからもっと素直になればいいのに。じゃあ、腹が減っては戦ができぬってわけじゃないけど、空腹を満たしてから特訓ね。夕食後、まずは、自然な笑顔の練習からよ」

「ハイハイ」

「なに? その投げやりな言い方?」

「わっかりました。麻弥センセイ!」

「そう、いい子ねぇ~。わかればいいのよ、おねぇちゃん♪」


 うあぁー、なんでこうなるわけ? 話が別の方向に展開しちゃったよ。にしても、麻弥、この家族の中で、もうあんたは立派な“おねぇちゃん”だよ。俺が太鼓判押してあげるから。俺、その“おねぇちゃん”の看板下ろしますんで、後はヨロシク。


 ようやく、自身の抱く恋愛感情に、少しだけ向き合えるようになった様子の真結花。

とはいえ、彼女の苦悩は、これからもまだ続くのかもしれませんね。


 次回につづく。


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