表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/169

第51話 8月14日(月)

・新聞配達員の早朝 午前4時


配達中、異様な光景を目にする。


まだ真っ暗なのに、多くの家で人影が動いている。


窓辺に立つ人、庭に出る人、屋根に登る人まで。


みんな、西の空を見ている。沈みゆく月を。


配達を終えて帰宅する頃、人影は消えていた。


まるで、月と共に現れ、月と共に消える存在のように。


・町内清掃の記録 午前9時


月に一度の町内清掃。


参加者は多いが、誰も話さない。


でも、不思議と息は合っている。同じ場所を、同じタイミングで掃除する。


ゴミは少ない。特に、生ゴミが激減している。


「皆さん、魚の骨も食べているんですか?」


冗談で聞いたら、何人もが頷いた。


本当に...食べているのか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ