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この町のネコ、やっぱりおかしい ー市立祢古小学校記録集ー  作者: 大西さん
第五部 静かなる浸食(2023年11月)
169/169

第170話 2024年1月1日

2024年1月1日。


祢古町とその周辺は、新しい年を迎えた。 人間としてではなく、新しい種族として。


地下では、温かい世界が広がっている。 言葉はなくても、心は一つ。 個体はなくても、永遠の群れ。


そして、地上では雪が降り続く。 人間の痕跡を、優しく覆い隠しながら。


時折、他の地域から探索者が来る。 真実を求めて、答えを求めて。


しかし、帰る者はいない。 彼らもまた、選ばれた者となり、 新しい世界の一員となる。


祢古町の物語は、ここで一つの区切りを迎える。


しかし、どこかで小さな子供が、 母親に言う。


「お母さん、月がきれいだね」

「そうね」

「猫さんの声が聞こえる」

「...そう?」


母親は、窓の外を見る。 そして、気づく。 自分の爪が、昨日より伸びていることに。


物語は、静かに続いていく。 月の光と共に。 どこかの町で、誰かの中で。

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