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この町のネコ、やっぱりおかしい ー市立祢古小学校記録集ー  作者: 大西さん
第五部 静かなる浸食(2023年11月)
168/169

第169話 12月26日(火)〜31日(日)

12月26日(火)〜12月30日(土)


拡散の兆候


祢古町から始まった変化は、 着実に、でも限定的に広がっている。


隣接する5つの町で、同じ現象が。


月を見る集会


猫の大量発生


子供たちの集団行動


爪の異常な成長


政府の対策本部? もう、この地域には届かない。 ここは、彼らの領域。


12月31日(日)大晦日


年の終わり 深夜


最後の記録


除夜の鐘は鳴らない。 もう、撞く人がいない。


しかし、祢古町の方から音が聞こえる。 「にゃー、にゃー、にゃー」 数千の声が重なった、新しい年を迎える歌。


この地域は、完全に変わった。 人間の世界から、月の民の世界へ。


しかし、それ以上は広がらない。 まるで、見えない境界があるかのように。


他の地域の人々は、遠巻きに見ている。 恐怖と、憧憬を持って。


「次は、私たちの番かもしれない」 そう思いながら、月を見上げる。


そして、気づかないうちに、 爪を見ている自分がいる。


少し、伸びたような気がする爪を。

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