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この町のネコ、やっぱりおかしい ー市立祢古小学校記録集ー  作者: 大西さん
第五部 静かなる浸食(2023年11月)
167/169

第168話 12月24日(日)~25日(月)

12月24日(日)クリスマスイブ


最後のミサ 夜


隣々町の教会


クリスマスイブのミサ。 しかし、参加者は20名ほど。


賛美歌を歌い始めるが、 途中から歌詞が変わる。


「きよしこの夜」が、 「にゃーしこの夜」に。


誰も訂正しない。 むしろ、その方が自然に感じる。


そして、窓の外を見る。 祢古町の方角に、金色の光。


地下から漏れる、生命の光。 新しい世界の光。


「あれが、本当のベツレヘムの星かもしれません」 牧師が呟いた。


12月25日(月)クリスマス


子供たちの選択 朝


大量失踪


クリスマスの朝。 隣々町で、子供たちがいなくなった。


10数名の子供が、同時に姿を消した。 ベッドには、脱ぎ捨てられたパジャマ。 そして、窓から続く小さな足跡。


四つ足の、でも確かに子供の大きさ。


親たちは、探そうとしない。 どこへ行ったか、わかっているから。


そして、羨望の眼差しで、 東の空を見つめる。


満月の夜 深夜


最後の変化


12月25日、満月。


隣々町でも、ついに大規模な変化が。


家々から、人々が出てくる。 パジャマのまま、裸足で。


そして、雪の中を歩き始める。 最初は二足で。 次第に四足で。


目指すは、祢古町。 地下への入口。 新しい世界への門。


翌朝、隣々町も静かになった。 人間の町は、また一つ消えた。

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