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この町のネコ、やっぱりおかしい ー市立祢古小学校記録集ー  作者: 大西さん
第五部 静かなる浸食(2023年11月)
162/169

第163話 12月10日(日)

新しい生態系 朝


窓からの観察


もう、店を開ける意味もない。 ただ、窓から外を見ている。


彼らが、堂々と歩いている。 もう隠れない。 四つ足で、群れを作って。


その中に、3日前のインフルエンサーたち。 スマホを首から下げたまま、 でも、もう使うことはない。


楽しそうに、じゃれ合っている。 言葉はなくても、通じ合っている。


私は、ただそれを見ている。 最後の観察者として。


訪問者 午後


予期せぬ客


ドアをノックする音。 久しぶりの、人間らしい音。


開けると、かつての隣人。 でも、もう人間ではない。


金色の瞳。 銀色の毛並み。 でも、私を見る目は優しい。


「にゃー」


挨拶のようだった。


そして、手招き...前足招きをする。 「一緒に行こう」と言っているようだ。


私は首を振った。 まだ、もう少しだけ。


隣人は悲しそうに、でも理解して去っていった。

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