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この町のネコ、やっぱりおかしい ー市立祢古小学校記録集ー  作者: 大西さん
第五部 静かなる浸食(2023年11月)
161/169

第162話 12月9日(土)

雪原の足跡 朝


最後の観察


店の外は、一面の雪。 そして、無数の足跡。


昨夜、大移動があったようだ。 隣々町からも、多くが祢古町へ向かった。


足跡を見ると、途中で変化している。 最初は二足。 途中から四足。 そして、四足の足跡も次第に大きくなる。


成長しているのか、 それとも、本来の大きさに戻っているのか。


電話 午後


最後の通話


久しぶりに、電話が鳴った。 隣々町の、最後の商店から。


「まだ、いる?」

「ええ」

「私、もう限界」

「...」

「爪が、すごく伸びて」

「手が、変わってきて」

「でも、怖くない」

「むしろ...」


電話の向こうで、声が変わる。 高く、鼻にかかった声に。


「にゃー」


電話は切れた。 もう、かけ直すこともしない。

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