表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この町のネコ、やっぱりおかしい ー市立祢古小学校記録集ー  作者: 大西さん
第五部 静かなる浸食(2023年11月)
157/169

第158話 12月5日(火)

雪の中の生活 朝


境界付近での目撃


朝、用事で境界近くへ。


雪原に、彼らがいた。 20体ほどの群れ。


日向ぼっこをしている。 雪の上で、体を寄せ合って。


その中に、見覚えのある顔。 いや、もう人間の顔ではないが、 面影は残っている。


隣町の、元町長。 元教師。 元医者。


みんな、同じ姿になっている。 そして、同じ表情。 穏やかで、満足そうな表情。


私と目が合った。 手招き...いや、前足招きされた。


逃げるように、町に戻った。


残された者たちの会合 夜7時


隣町公民館にて


残った住民で集まった。 15名。


「このままここにいても...」

「でも、どこへ行く?」

「他の町も、似たような状況らしい」


誰かが言った。 「いっそ、祢古町へ...」


全員が、同時に顔を上げた。 同じことを考えていたのだ。


「でも、人間でいたい」

「本当に?」

「...」


答えられない。 みんな、迷っている。


会合は、結論が出ずに終わった。 でも、全員が理解していた。 時間の問題だということを。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ