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第135話 11月9日(木)
電力使用量の謎 午前
電力会社の検針員
祢古町の電力使用量をチェック。
異常な数値が出る。 人がいないのに、電力は使われている。
しかも、パターンが奇妙。 深夜2時〜4時がピーク。 昼間はほぼゼロ。
そして、使用場所を調べると、 すべて地下へ向かう配線。
「地下に、何かいるんですか?」
誰も答えられない。 答えたくない。
迷い込んだ子供 午後
警備員の報告
境界の警備中、一人の子供が近づいてきた。
「あっちに行きたい」 祢古町を指差す。
「だめだよ。危ないから」
「危なくないよ。友達がいるもん」
「友達?」
「うん。『おいで』って言ってる」
子供の瞳が、一瞬金色に光った。 いや、光った気がした。
親を呼んで引き渡したが、 警備員自身も動揺。 「俺も、声が聞こえた気がする」




