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この町のネコ、やっぱりおかしい ー市立祢古小学校記録集ー  作者: 大西さん
第五部 静かなる浸食(2023年11月)
132/169

第133話 11月7日(火)

夜間の撮影 深夜2時


監視カメラの映像


町境に設置された監視カメラ。


深夜2時の映像に、異常が記録される。


祢古町側から、何かが出てくる。 四つ足の、獣のような影。 数十体。


しかし、町境で止まる。 そして、じっと隣町を見つめる。


その目が、カメラに向けられた瞬間、 映像は乱れ、記録が途切れる。


翌朝、カメラを確認すると、 レンズに毛が付着していた。


病院での相談増加 日中


隣町の総合病院


「爪が異常に伸びる」

「月を見ると体が熱くなる」

「猫の声が理解できる気がする」


同じような相談が急増。 しかし、医学的には異常なし。


むしろ、全員が健康体。 体温、血圧、すべて理想的。


医師の一人が、カルテに書く。 「身体的異常なし。むしろ最適化されている」


そして、ペンを置いて気づく。 自分の爪も、朝より伸びている。

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