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第132話 11月6日(月)
週明けの学校 朝
隣町の小学校の異変
月曜日の朝礼。
校長が話していると、児童の一部がそわそわし始める。 みんな、同じ方向を向いて。
「どうしたの?」
「...向こうから、声が」
「どんな声?」
「にゃー、って」
教師たちは顔を見合わせる。 祢古町の方向から、確かに何か聞こえる気がする。
そして、気づく。 児童の数名が、耳の形が少し違うことに。 ほんの少し、上部が尖っている。
「風邪でも引いたのかな」 そう思うことにした。
行政文書の異常 午後
役場での出来事
祢古町の住民データを整理中。
しかし、奇妙なことが起きる。 データが、勝手に更新されている。
「死亡」ではなく「帰郷」
「行方不明」ではなく「統合」
誰が書き換えたのか不明。 システムログを見ても、痕跡なし。
そして、職員の一人がつぶやく。 「これで、正しい気がする」
他の職員も、なぜか納得してしまう。




