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この町のネコ、やっぱりおかしい ー市立祢古小学校記録集ー  作者: 大西さん
第五部 静かなる浸食(2023年11月)
131/169

第132話 11月6日(月)

週明けの学校 朝


隣町の小学校の異変


月曜日の朝礼。


校長が話していると、児童の一部がそわそわし始める。 みんな、同じ方向を向いて。


「どうしたの?」

「...向こうから、声が」

「どんな声?」

「にゃー、って」


教師たちは顔を見合わせる。 祢古町の方向から、確かに何か聞こえる気がする。


そして、気づく。 児童の数名が、耳の形が少し違うことに。 ほんの少し、上部が尖っている。


「風邪でも引いたのかな」 そう思うことにした。


行政文書の異常 午後


役場での出来事


祢古町の住民データを整理中。


しかし、奇妙なことが起きる。 データが、勝手に更新されている。


「死亡」ではなく「帰郷」

「行方不明」ではなく「統合」


誰が書き換えたのか不明。 システムログを見ても、痕跡なし。


そして、職員の一人がつぶやく。 「これで、正しい気がする」


他の職員も、なぜか納得してしまう。

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