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第129話 11月3日(金)文化の日
祝日の静寂 朝
境界付近の公園での出来事
隣町の公園。祢古町との境界近く。
祝日で、家族連れが多い。 しかし、奇妙な現象が。
子供たちが、みんな同じ方向を向いて遊んでいる。 祢古町の方向を。
「あっちに行きたい」
「お友達がいる」
「呼んでる」
親たちは困惑。 でも、なぜか強く止められない。 自分たちも、少し行きたい気持ちがあるから。
調査団の派遣 午後
大学の調査チーム
T大学の社会学研究チームが調査に入る。
装備:
防護服
各種測定器
記録用カメラ
GPS追跡装置
14時00分:町に入る
14時15分:最初の異常を報告 「誰もいないのに、生活音がする」
14時30分:機器の異常 「カメラが勝手に月を探している」
14時45分:通信途絶
15時00分:チーム撤退
撤退後の聞き取り:
「説明できない」
「ただ、そこにいてはいけない気がした」
「でも、同時に留まりたかった」
全員、爪が異常に伸びていた。 たった1時間で。




