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この町のネコ、やっぱりおかしい ー市立祢古小学校記録集ー  作者: 大西さん
第四部 深まる違和感(2023年10月)
123/169

第124話 10月25日(水)

痕跡のみ 朝


監視カメラの映像


町の防犯カメラが捉えた映像。


もう、二足歩行する者はいない。


すべて、四つ足で移動している。


しかも、その動きは統制されている。


同じ方向へ、同じ速度で。


小学校に向かって、集まっている。


まるで、巣に帰る動物のように。


最後の人間の抵抗 昼


発見されたメモ


民家で発見された、震える文字のメモ:


「まだ人間でいたい でも体が 手が足が 変わっていく でも怖くない むしろ 解放される ようやく 本当の自分に にゃ」


ここで文字は途切れている。


最後は、爪痕だけが残されている。


集結 夕方


遠方からの観察


祢古町を遠くから観察。


小学校に、すべてが集まっている。


もう、個体は識別できない。


一つの大きな塊となって、うごめいている。


時折、光る無数の瞳。


金色の、美しい瞳。


そして、歌声。


もはや言葉ではない、原初の歌。

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