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この町のネコ、やっぱりおかしい ー市立祢古小学校記録集ー  作者: 大西さん
第四部 深まる違和感(2023年10月)
113/169

第114話 10月15日(日)

連休中日の公園 朝


犬の散歩をやめた住民


もう、犬を公園に連れて行けない。


犬が、完全に怯えるから。


代わりに、私だけ公園を見に行く。


あの集まりは、さらに大きくなっている。


もう、人間と猫の区別は意味をなさない。


様々な段階の、変化途中の存在たち。


ある者は、ほぼ人間の姿だが耳だけが変化。


ある者は、四つ足だが服を着ている。


ある者は、完全な猫の姿。


でも、みんな同じ仲間。


みんな、同じ方向を向いている。


東。月が昇る方向。


町の診療所 午後


最後の診察をした医師


日曜診療の当番。


でも、患者は来ない。


いや、一人だけ来た。


「先生、これ、普通ですか?」


差し出された手は、完全に肉球ができていた。


医学的には、ありえない。


でも、目の前にある。


「痛みは?」


「ないです。むしろ、歩きやすい」


カルテに何と書けばいいのか。


結局、「異常なし」と記載。


だって、本人は健康そのものだから。


いや、健康を超えている。


野生の、生命力に満ちている。

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