表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

勇者は今日をもって

魔族との激闘の末、魔王を討ち果たし人間界に平和を勇者はもたらした


人間と魔族との闘いは百年以上続いており、ようやく平和な世が訪れた


その功績を仲間たちと共に王様へ報告するため、玉座の間に謁見した


王「おぉ!! われらが人類の希望の勇者たち!! 魔王を討ち果たし


  平和をもたらした者たちよ!! 余は本当に感謝しておるぞ!」


平民である俺たちに王様が感謝の言葉を述べるのは例外と言ってもいい


なんせ俺たちパーティ全員平民だからだ。


俺「私たちは皆陛下の、いえ、人類全ての為に戦ったのです


  陛下にそこまで感謝していただくわけには致しませぬ


  なにより、私たちを育ててくださったのは陛下ではございませんか。」


そう、俺を含めパーティー全員が幼少よりこの城にて英才教育を行って


頂いたのだ。(俺を含めとある老人が全員を勧誘したようだが)


王「何をいう、ワシはお前たちを信じたからこそその機会を与えただけだ


  その想いに応えたそなたたちが素晴らしい存在なのだ!」


鼻息荒く王様は俺たちに言う


俺「ありがたき幸せ」


俺を含めたパーティー全員が王様へ頭を垂れる


王「それはそうと勇者を除く四人には今回の旅の報酬は聞いておる、全て叶えさせてもらおう」


ほほほ、と口ひげを触りながら王様が嬉しそうに言った


ありがたき幸せ、と全員が深々と頭を下げる


王「では、勇者以外はこの場より退場し、各々担当の者に褒美を授与されてまいれ」


その言葉を聞き、俺以外の人間は謁見の間より立ち去った


王「さて勇者よ・・・、約束は覚えておるな?」


今までの朗らかな表情からは一遍、低い声で王様が俺に話しかけた


俺「当然です、王様」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ