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ラッキー

作者: 黒森

僕が殺したのは同棲している彼女。

突き飛ばしたらテーブルの角に頭をぶつけ動かなくなった。息をしていないし脈もない。あっという間に人殺しになった。

テレビからは芸人のお馴染みのツッコミが聞こえてくる。床には2人で飲むはずだった缶ビールが1本転がっている。

僕はテーブルの上に残った缶ビールを一気に飲み干し、壁に頭を3回ほど叩きつけ、思いの外痛くてやめた。

記憶喪失になれば精神がどうのこうので無罪になるんじゃないか?

そんなことを考えていると死んだ彼女が立ち上がった。

僕の後ろでテレビから速報が流れる。どうやら世界中で死んだ人間がゾンビとなって人々を襲っているらしい。

彼女は低いうなり声を出しながら僕の方に近づいてくる。

僕は颯爽とリモコンを手に取り、ゾンビの顔に投げつけ、ラッキーと思いながら家を飛び出した。







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