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常夜灯

作者: 秋葉竹


  


むかしはびじんでそれだけで

みせもだいはんじょうして

こいびともよりどりみどりだった

ろじうらのすなっくみたいに

さみしいにぎやかさ


かなざわからきょうとへ

さんだーばーどごうにのるときは

ひだりのまどがわがいい


ぽつんぽつんと

さみしいいっけんやや

常夜灯のひかりがみえる

たまにすこしおおきなまんしょんの

まどのひかりのかたまりも

みえたりするけれど

そのはるかかなたにみえる

とてもうすいひかりのおびはなにだろう

あっちでもれっしゃがはしってるのだろうかとんねるにはいるでるしばらくはしると

こんどはまどのそとはすこし

まちのひのようにみえる

まんしょんもおおく

ところどころに

あかるいひかりのかたまりがみえる

そのさきにはなにもなく

ただまっくらなやみがひろがる

ただかなたにみえる

れっしゃのようだったひかりのおびが

さらにふとくなりうつくしくかがやいているそのひかりのおびからこちらへむかって

ひかりのりゅうがやってくるのがみえたときそれがびわこおおはしなのだときづいた

ああこのてまえのひかりのかたまりたちと

かなたのひかりのおびのあいだによこたわっているのはそうかびわこだったのだ


かなざわからきょうとへ

さんだーばーどごうにのるときは

ひだりのまどがわがいい


せいれつしたひかりのかたまり

どこまでもぽつぽつとあるいっけんやたち

常夜灯たちのひかり







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― 新着の感想 ―
[一言] 常夜灯だけが ずっと灯っていてくれる 惑うことなく そこにあることを教えてくれる 「常夜灯」の文字には そんな思いが込められてるのでしょうか。 流れる光とそこに映る景色が、 夜に溶けてい…
[良い点] 冒頭の部分は 覚えがある詩です。 サンダーバード号 左側 金沢から東京へ 全部ひらがなで描かれていて 読んでいて優しい灯りが変化していくさまが 連なっていきながら 私も窓の外の光りに思い…
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