4月12日 ビジネス書
新年度が始まって10日が過ぎた。昨日に続き、今日も家でゆっくり休むことにした。一日中、ボッーとしていても仕方がなかったので、俺は、昨日借りた本を読むことにした。
中村さんが言うには、読書によって目に見えない変化が得れるそうだ。目に見えない変化なんていらないと内心思っていた。毎日の仕事に悩むことが少なくなり、自分の考えを整理し、それを相手に伝えることができる。これを本一冊で得れるなんて安すぎると語っていた。また、頭の中にうごめくアイデアを行動することができるようになり、新規事業の立ち上げに役立てるいるそうだ。
俺が借りてきたのは、ビジネス書「成功の秘訣―何をすればいいのか?」という本だった。これは、5年ほど前にヒットしていた本だ。最近では、この著書を書いた人が「目標の設定とは?」という別の本も書いていたのだった。
昨日、こののビジネス書を手に取った時、瞬間的に興味を抱いたのだった。その場でパラパラとめくり、この本なら読めるかもと思ったのがきっかけだった。手にした本は厚みがあり、中身を確認する前から、この本を読了するのには少なからず時間がかかるだろうと思いながら、ページを開いたのだった。
最初のページに目を通すと、著者が自己紹介をしているはじめにが書かれていた。それは、エピソードを交えた鮮やかな文章で、著者との距離感が縮まるように感じた。こういう文章をかける人は、やっぱり凄い。以前は、ビジネス書と聞くと、堅苦しい内容が多いと思っていたが、この本にはそんな様子はまったくなかった。自然な流れで教養を深めていく気がした。
勢いよく、次のページをめくった。目についたのは分厚い文章。やや難しいが、頑張って読み進めよう、と自らに言い聞かせた。それでも、集中して読み進めていると、だんだんと見慣れた難しい専門用語も慣れ始めた。ビジネス書は、カタカナの言葉を使う傾向にあることがわかった。それでも、意外と読みやすい。そればかりかこれまでの教養が吸収され、学ぶべき知識が次々と現れることで、興味はますます深まっていくイメージがついた。
そして、自分のビジネスにも活用できる知識が綴られた部分が現れた。よく知られる初歩的なアイデアもあれば、考えもしていなかった顧客ニーズを観察する方法についても触れられていた。この本を読んでいると、自分自身のアイデアもまとまってきた。気がつけば、スマホのメモ機能を使いながら、頭の中を整理していく。




