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3月4日 ショッピングセンター

 今日は、昨日に続いて休みだった。昨日は、ずっと寝て一日が終わってしまったので、今日は、朝早くから買い物に行こうと決めていた。8時に起きて、眠たい目を擦りながら水を飲んだ。

 私は、最寄り駅から二駅行ったところにあるショッピングセンターに着いた。このショッピングセンターの店舗数は約250店舗とある。また店舗の種類も豊富で、女性・男性に人気のファッション関係の専門店が多い。

 このショッピングセンターは、7階まである。7階には、グルメスポット、6階には、映画館、5階には、音楽スタジオ、などが併設されている。

 そんな中で、今日は、ズボンとパーカー、参考書を買う予定だった。ズボンは、ワイドパンツが欲しくて選んでいた。自分の中では、7千円までと決めていたため、好きなブランドのお店には行かなかった。自分の好きなお店は、生地や生産地が限られた場所であるため、どうしても値段が高くなっていた。

 私の買い物は、気になる店があったら、入って見てみるというものだった。しかし、ズボンやパーカーではなく、シャツやニットで欲しい物が見つかっていた。しかも、この時期は、セールでダッフルコートやチェスターコートが安くなっていた。今までは、高くて買うことができなかった物も、今では買えるほどの値段だ。

 私は、これまで入ったことのない店に入った。商品を見ていると、欲しかったパーカーが並んでいた。商品を手に取った瞬間、きた!とばかりに、「試着しても大丈夫ですよ」と店員が近づいてきた。言う必要ないセリフを近づいて言われて、少し不快な気分になった。

 

 店員「今日は、何をお探しですか?」

 私 「ワイドパンツ探してるんですよ」

 店員「ワイドパンツいいですよね。これなんか、どうですか?」


 店員は、自分が履いているワイドパンツをさした。


 私 「‥‥」 

 店員「あと、これなんかもありますよ」


 棚に並んだ、ワイドパンツを見せてきた。私は、カーキのワイドパンツを手に取った。


 店員「これ可愛いですよね。人気の商品なんですよね。生地から日本で作られてて」


 商品の説明を長々とされる。私は、この店員の長ったらしい話に疲れた。買おうとしていた気持ちもなくなった。私は、さりげなく店員との距離を離しにかかった。店員も粘るもそれ以上に、私は店員の顔を見ずにいた。店員も少しずつ諦めた様子だった。

 購買意欲がなくなったこともあり、結局、欲しかったズボンやパーカーは買わず、参考書だけ買って、家に戻っていった。

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