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〈トーナメント〉予選5回戦

〈ランカー〉5位ペドロという男性は〈スナイパー〉という職業ながらソロで活動するステータスも持つ、ダニエルとは違う〈強さ〉を持つ……間違いなく〈強者〉であった。


5チームに入る〈ランカー〉は2人、ペドロとパウークである。

パウークは現〈ランカー〉で唯一〈アサシン〉の職業に就く……美鈴とは全く違う暗殺者としての典型的な正解である。



「これより〈トーナメント〉予選5回戦を始めます!」


レフェリーがそう言うと選手が入場してくる。


「あ、あの少年。迷ってた子だ。」


夏樹がボーと見ていると予選が始まる前に案内した少年が入場していた。



「では!始め!」



「あぁ、面倒だ。」


ペドロは〈トーナメント〉というものに固執していない。

ただペドロとしては1位や2位の圧倒的な暴力を攻撃力しか取り柄のない〈スナイパー〉でソロでどう倒すかを考えている事が生き甲斐だった。


「っ!」


無謀にも〈スナイパー〉だから、という理由で接近戦に持ち込んできた選手を弓で殴りつける。


「こりゃ本戦まで暇……かなぁ。」


ペドロは面白くなさそうに辺りを見渡す。


「あ?」


ペドロは獰猛な笑みを浮かべるとこの試合が始まって初めて矢を番えた。


「お前さんさ、どういう存在だ?」


その矢を向けた先には夏樹が案内した少年がいた。


「いえ?僕はただの〈異常者〉ですよ?お気になさらず。」


少年はニッコリと笑うと攻撃してきた選手が崩れ落ちる。


「………。」


「ほら、気にしないで下さい。僕ばっかに気を取られると……他の選手にやられちゃうから。」


ペドロは少年から少し目を離すともう残っているのは5人程しかいなかった。


パウークの戦法は〈トラップ〉を利用した方法で倒すのでほっといても他選手は脱落するだろう。

だが……問題はペドロ、パウーク、少年の誰が生き残るか、言い換えれば誰を倒すのか……と言うことだ。


「うーん、僕を狙ってもいいけどさ……僕も戦おうかなー……。」


少年がそれだけ呟くと姿が霞む。


「っ!?」


気がついた頃にはペドロの腹に拳が突き刺さっていた。

幸いにもペドロの防御力によりダメージは軽減出来た。


「ぐ……お前さんユーリと1位とかと変わんない強さだな。」


「ペドロ!コイツはヤバい!2人でーー。」


パウークはいち早くペドロへと協力を持ちかけるが〈トラップ〉を一瞬で破壊し首へと打撃を加えていた。


「………。」


パウークは一瞬意識が飛かけるが短刀で少年のコミカメへと突き立てようとする。


「そんなんじゃダメだよ。」


短刀を出している腕を絡め取り短刀を奪い取りみぞおちへと突き立てた。


「ーーー。」


会場が静まり返り、会場には辛うじて生きているペドロと傷一つ無い少年が立っていた。


「あぁ、自己紹介がまだだったね。僕は関根 瑠羽斗〈セキネ ルウト〉……気軽にルウトと呼んでね。」


キャピっとそれだけ言うと会場からスキップして出ていってしまった。

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