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―2―僕の正体

 ふと、崖の頂上を見るとドラゴンが見えた。


 何やら暴れている様子。


 フラフラと近づくと……


 さっきの人間ともう二人が、ドラゴンと対峙していた。


 暫く観戦していたらドラゴンが倒されちゃった。


 人間達の勝利だ!


 でもこの人達、僕の事見えないみたいなんだよね。


 あ、なんだろう?


 ドラゴンからとても魅力的な何かが……。


 あの人間に感じたそれと一緒だと僕は気が付いた。


 大きな大きな『光の玉』が浮き出てくる。


 僕はそれに飛び込んだ! いや、それを全て吸収した!


 わかる! うん。思い出した! 僕はレイスだ!


 そして、あの『光の玉』は、魂だ!


 うん。全て思い出したよ!


 僕はこの世界に転生したんだ!


 でも、人間でも魔物でもなくて……。


 魂を食らうレイスになちゃったんだ!


 僕は、魂を食らうのを拒んだ。だから、どんどん衰退していった。


 そうしたら記憶も曖昧になって……。


 なーんだ。こういう方法があったんだね。


 これからは、おこぼれを頂いちゃおう!


 死んでしまった者の魂だもん。問題ないよね?


 自分の手は汚さずに、魂を手に入れる方法を僕は見つけた――。

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