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鞭と剣を極めし男  作者: 咲哉
プロローグ
1/4

01

 初めまして

 この度はこの小説にアクセス頂き、有難うございます^^

 赤髪の女性が舞う。


 その手に持った刀に紅蓮の炎を纏わせて。


 俺は思わずその光景に見蕩れてしまっていた。


――綺麗だ……


 それが俺の抱いた感想だった。


 その光景は現実とはかけ離れていて、しかし何処となく現実味がある光景。


 だがそれも当然なのかもしれない。


 俺が今この光景を見ている世界は――仮想世界なのだから。


 ----------


 時は2ヶ月程遡る。


 その日の俺は、期待と歓喜でテンションが異常に高かった。

 何故なら、あるモノに当選していたからだ。

 大抵の人は此処で理解しているであろう。


 そう、とあるVRゲームのβテスターに当選したのだ。


 既にゲームハードは持っているため、後は起動しstoreで当選通知に付属してあったプロダクトコードを入力すればいいだけ。

 それだけでとあるVRゲームのβテスターとしてそのゲームをプレイすることができるのだ。

 俺のテンションが異常に高くなるのも無理はない。


 取り敢えず何時までも自室ではしゃいでいても仕方がないので、俺はゲームハードである<ソウルドライブ>を装着し、ベットに寝転がる。

 後は一言口に出して、起動すればいい。


「ソウルリンク――スタート」


 俺はとあるVRゲームをstoreからダウンロード、起動してログインする。

 今回このVRゲームには1万人のβテスターが居る。オンライン仕様であるためそのくらいの人数が居なければテストしきれないからだ。

 今回このVRゲームのβテストに応募したのは端数切捨てで約100万人。その中の1万人しか選ばれない狭き門であるため、多いわけではないだろう。

 因みにこのVRゲーム、現実の体格容姿が反映される。

 もちろん変えることなどできない。

 しかしそれでもこれだけの応募があるのは何故か、と疑問に思うだろう。確かに自分の体格容姿がばれると色々とやばいことになる。

 しかしこのVRゲームだけはその常識が通用しない。

 

 なんたってこのVRゲーム、公式サイトで『デスゲーム』と堂々と発表されているからである。


 もちろんβテストはデスゲームではない。その為体格容姿変更が出来る。

 俺の見立てでは、製品版を買う人は少ないんじゃないかと思う。なんたってデスゲームだ。もちろんクリア条件を満たせば開放される仕様になっているが、それでも好き好んでデスゲームをやろうと言う人間は少ないだろう。


 βテストは体格容姿が変更可能であり、デスゲームでもなく普通にログアウトが出来る。

 製品版は体格容姿変更が不可能であり、デスゲームであるためログアウトが出来ず、死ぬ可能性もある。


 さて、俺が何故テンションが異常に高いのか理解してもらえただろうか?


 要は死ぬ危険も侵さず、ログアウト不能にもならず、最新のVRゲームをプレイ出来るからだ。

 

 もちろん製品版などプレイする気にはなれない。

 一応これでも休日は友人と遊ぶし、学校生活を含めリアルが充実している。それに根っからのゲーマーというわけでもない。

 つまり俺がこのVRゲームを製品版を買い死の危険を侵してまでプレイする理由など皆無なのだ。


 取り敢えず自分が『こうなりたい!』と言う理想の体格容姿に変更し、名前も俺の名前を文字ったものを入力し、決定ボタンを押す。


 やはり、と言うべきか目の前にこのVRゲームのどこぞの国などの映像が流れ、アナウンスが流れ始める。


――ようこそ<CrusadeOnline>へ


 暫く映像が流れる。


――この世界で、貴方は十字団員もしくは冒険者として生活していくことになります。


 また暫く映像が流れる。


――この世界での生活を、貴方は思うままに楽しんでください。


 また映像。


――最後に、この<CrusadeOnline>のクリア条件を説明します。クリア条件は至極王道で簡単なものです。この世界に驚異をもたらす邪神を討伐してください。


 その言葉と共に俺の視界は暗黒に染まり、次第に開けてくる。

 どうやら此処はダンジョンの中らしい。中世ヨーロッパを背景にしているのか、神殿のような造りだ。

 俺の視界がどんどん開けていき、完全に見えるようになる直前、アナウンスが最後の言葉を発する。


――尚、これはβテストではありません。正規です。その為デスゲーム仕様となり、貴方はこの世界の邪神を討伐されるまでログアウトをする事が出来ません。では、今度こそ最後に。


 頑張ってください(笑)


「は………ぁあ?」


 最後に発せられた言葉、これは俺の推測に過ぎないがこのVRゲームの開発者の言葉であろう。何故そう推測できるか、それまで無機質な女性アナウンスだったのが人間臭い男性の声に変わったからだ。


 俺はもう一度アナウンスを思いだし、一言呟いた。


「嘘…だろ…」

 余裕があれば、感想・評価を^p^

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