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少し混乱しながらも、先に進む。
すると今度は人間の足が流れてきた。
見た目の質感、その動き、どう見てもマネキンや人形には見えない。
人間の足、しかも少女の足にしか見えないのだ。
ーーおいおい。
それもそのまま流れていった。
――……。
身体をぶるぶる震わせた。
しばし立ち止まった後、腹を決めた。
目的地はもうすぐなのだ。
するとまた流れてきた。
人間の頭が。
口をいびつに開き、目を見開いた少女の頭が流れてきた。
目を凝らしてみたが、どれだけ見てもほんのすこし前まで生きていた少女の頭にしか見えなかった。
俺は茫然とそれを見送った。
そのまま銅像のように固まっていたが、ふと思いついた。
――疲れているんだな。
月曜から土曜日まで遅くまで残業。
家に帰っても、せわしく短時間で食事をして風呂にはいって寝るだけ。
そのうえ週に一日しかない休みに好きでやってるとはいえ、朝早くからかなり体力を使っているのだ。




