表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

未熟な生命を抱きしめる

作者: 飛翔の軌跡

『未熟な命を抱きしめる』



未熟なまま、

わたしは親になった。

完璧な地図も

羅針盤もない。

ただ、震える手で、

小さな命を抱きしめた。

あの日、誰かが言った。

未熟なものは親になるな、と。

その言葉が、

ガラスの破片のように心に刺さる。

わたしは知っている。

傷つけたことも、

戸惑わせたことも。

でも、同時に、

愛したことも知っている。

この鎧は、あなたを守るため?

いいや、違う。

これは、弱いわたしを守るためのもの。

でも、あなたのまなざしが、

わたしの鎧に光を当てる。

ヒビが入るたびに、

風が通り抜け、

初めて知る、

心の呼吸。

完全な愛なんて、

どこにもないのかもしれない。

でも、

信じることを恐れず、

手を繋ぎ、

共に歩むこと。

それこそが、

唯一の、

愛の地図なのだと、

今、知る。

ご高覧賜り、誠に有難うございました。

もしお気に召していただけましたら、高評価およびブックマークのご登録をお願いいたします。

レビューや誤字報告なども、今後の励みとなりますので、ぜひお寄せください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ