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奴ら3人は
立ち上がって
フラフラしながら
狼狽えている。
おそらく
3人とも今は
目が全く見えないんだろう。
僕は念のため
奴ら3人の顔に向けて
スプレーを浴びせ続ける。
その時には
僕は奴らに体を
掴まれないように
細心の注意を払った。
奴らは実際に
見えない目で
僕を探している。
催涙スプレーを
大量に浴びたために
もう脱力しているので
大丈夫であるとは思うが
万が一
屈強な奴らの
一人にでも抱え込まれたら
僕は竹やぶに
置いたスタンガンを
取りに行けなくなるからだ。
しばらくすると
奴ら3人は皆
立っていられなくなり
うずくまるようになった。
それを見て
僕は急いで竹やぶの
スタンガンを取りに行く。
そして
ベンチ近くに戻ると
安全装置を外して
くらえ!
悪党ども!
と
3人の首に次々と
スタンガンで攻撃した。