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談話室に
向かう途中
どんな女の子だろう?
と
僕はワクワクして
ドキドキであった。
ただ
女の子の外見とかに
期待とか全くしてない。
わざわざ
僕と話すために
来てくれたことに
感謝の気持ちだけだ。
自分と同じ年齢の
女の子と話せるだけで
僕は十分、満足である。
正直に言うと
女の子と話せる
小沢君や野村君が
僕は羨ましかったんだ。
2人は共学に
通っているから
クラスの女の子と
日常的に会話できる。
小沢君も野村君も
彼女はいないものの
今の僕にとっては
羨ましい限りの環境だ。
2人との面会で
僕のクラスに
本物のアイドルみたいに
可愛い女の子がいるんだ!
とかいう
話を聞くたびに
いいなあ!
と
僕は思ってしまう。
と同時に
ここにいる間
僕は女の子とは
話せないんだな!
と
残念な気にもなる。




