表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/1555

28

一気に全額を

下ろすことにするのは

口座閉鎖の対策である。


母の再婚相手は

今夜には自宅に帰ってくる。


キャッシュカードが

無くなったのに気づけば

すぐに口座閉鎖をするだろう。


そうなれば

口座から金を

下ろせなくなる。


おそらく

僕がいなくなったことから

盗ったこともわかるはずだ。


100万円近い

その金を持って

とりあえずは

遠方に飛ぶつもりだ。


といっても

僕は決して

死ぬのが怖いのではない。


もうとっくに

この世から消える

覚悟はできている。


母の再婚相手は

僕が幼稚園時代から

祖父母などに貰った

お年玉の大切な貯金。


そのお金を全て

僕から奪い取って

ギャンブルで使ったんだ。


その時

僕は泣いてしまった。


しかし

そのことに文句を言えば

男から暴力を振るわれる。


僕が男から

暴力を振るわれても

母は止めてくれない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ