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しかし
晒し首とは
物騒なことを言いやがる。
その光景を
僕は頭の中に
思い浮かべてしまう。
当然ながら
自分の首から上だけが
切られて置かれているのを
想像するのは嫌なものだ。
さらには
鬼頭、貴島、間瀬は
いっそのこと
高坂を殺しておけばよかった!
と
後悔しているらしい。
どうやら
奴らは少年法を
知らなかったようだ。
罪にならないのなら
高坂を殺すべきだったと
奴らは後悔しているようだ。
しかし
たとえ少年法を
知っていたとしても
奴らには無理だったはず。
奴らは結局は
弱い者イジメしかできない
中途半端な不良たちである。
僕を殺して
少年院に行くような
覚悟など持てないはずだ。
奴ら3人の自宅は
小沢君と野村君の
自宅の近くにある。
なので
たまに鬼頭と間瀬に
会うこともあるそうだ。




