表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
520/1622

60

聞くところでは

その手紙は全て

奴らは家族を通じて

読んでいるらしい。


貴島だけは

寝たきりなので

家族が手紙の内容を

口述しているようだ。


普通の家族なら

そのような手紙など

本人には見せないはず。


なぜなら

本人にとっては

見ない方がいいからだ。


しかし

奴ら3人の家族は

普通では、ないようだ。


その手紙を読んで

奴らが屈辱感を抱くのを

家族は楽しんでいるんだろう。


端的に言うと

それは家族内での

イジメということだ。


前に話したが

この世の中で

弱いものイジメほど

面白いものは、ない。


イジメる相手が

絶対に歯向かえないと

わかっているからだ。


鬼頭と貴島と間瀬は

まさにそうであろう。


寝たきりの

貴島は当然であるが

上半身が微かに動く

鬼頭と間瀬の2人。


奴らは家族には

絶対に逆らえない

弱い立場であるんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ