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そんなことを
勉強の進捗状況として
僕は所長に報告する。
どうやら
自信ありそうだね?
と
所長が聞いてきたので
はい!
自信あります!
と
僕は即答した。
僕は本当に
自信があるんだ。
自信というのは
東大、京大に
合格することだ。
僕は所長には
東大か京大に
行きたいことを
もう伝えている。
ここは
勉強をするには
最適な所である。
というか
勉強以外には
やることはない。
となれば
必然的に勉強することに
面白さを見つけることになる。
ここでは
人と競争しないのも
僕には適している。
もしも
小沢君や野村君のように
県下有数の進学校にいたら
学年で何番以内ならば
旧帝大レベルに入れるとか
同級生と比較することになる。
しかし
僕の場合は
人の成績は気にせずに
自分の学力を
上げることだけを
考えていればいい。
 




