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さらには
鬼頭と貴島と間瀬が
不自由な体になって
世間の厳しさに
苦しんでいることや
家族に犬猫以下の
酷い扱いを受けていること。
それらは全て
その人の運命だと
僕には思えるんだ。
もしも
あの時・・・
という
過去の仮定は
意味のないことだ。
時は決して
巻き戻せないし
変えることができない。
しかし
未来のことは
自分の努力により
いくらでも変えられる。
ただ
良く変えられた
結果の人生も
運命といえるだろう。
心を入れ換えて
努力することも
結果的には運命だ。
やってしまったこと
済んでしまったことは
自分の運命だと思って
素直に受け入れるべき。
ただ
先のことも
運命だと決まってるから
何もせず時の流れに
身を任せるのではなく
精一杯の努力をすべき。
そんなふうに
この院に入所後
僕は考えている。




