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障害者というのは
大柄だと嫌がれるものだ。
介助者にとって
トイレ介護など
大変であるからだ。
鬼頭も間瀬も
大柄ゆえトイレや
車椅子への移動は
介助者の負担になる。
職員の中にも
障害者を甘やかさずに
あえて厳しく接する
方針を取る人も多い。
それは
障害者に対しての
愛のムチかもしれないが
鬼頭と間瀬は
職員の叱責の言葉を
素直に受け入れない。
それゆえ
どこへ行っても
煙たがられることになる。
貴島と同じように
鬼頭と間瀬の家庭も
色々と訳ありである。
家には歳の離れた
異母の弟や妹がいる。
その小さな
弟や妹も当初から
奴らの介護に関わっている。
最近では話題の
ヤングケアラーである。
最近では
貴島と同じように
鬼頭も間瀬も自宅で
その歳の離れた
弟や妹たちに頻繁に
暴力を振るわれているという。
