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通信制高校を
退学したことにより
さらに僕には
時間の余裕ができる。
大学受験において
一点でも多く取るための
様々な受験テクニック。
それを
身につけるための
勉強に集中できる。
大学受験に
不必要なことは
全て切り捨てられる。
こんなことは
公立高校に在学する
小沢君や野村君には
絶対に不可能なことだ。
中学や高校での
学校教育の理念は
受験勉強だけではなく
人格形成もあるだろう。
しかし
そんなことは
今の僕は気にしていない。
人との競争や
人の協調性とか
ここでは無縁であり
その方が楽である。
この医療少年院に
入ったことにより
人生のスタートラインに
やっと僕は立てたんだ。
そして
今、懸命に
ゴールに続け向かい
僕は走り続けている。
とりあえずの
僕のゴール地点は
難関大学の合格である。
