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そこを考えて
中高一貫校は
生徒たちに二問主義を
徹底させて学ばせる。
この二問主義とは
まず六問の出題のうち
自分が確実に解けそうな
二問を選択するという。
制限時間二時間の
一時間を費やして
その二問を解答する。
残りの一時間で
四問の部分点を狙う。
もちろん
その二問は出題順に
選択するのではない。
問題用紙が
配られた時に
どれとどれにするか
判断するわけだ。
二問さえ
完全に解ければ
プラス部分点で
合格に十分だという。
中高一貫校が教える
受験テクニックとは
京大数学でいうと
最初に見た時
どの二問にするのか
どのようにして
部分点を取るのか。
そんなことを
徹底的に教えるわけだ。
これは
公立高校の
進学校といえど
できないことだ。
そもそも
公立高校は
授業の先取りは
やってはいけない。




