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小沢君と野村君は
鬼頭、貴島、間瀬の
凄惨なイジメにせいで
気の毒にも
二年生の成績は
かなり落ち込んだ。
しかし
２人とも元々
学年でも一位二位を
争うような優等生だ。
奴らのイジメが
無くなったことで
再び勉強に集中できて
志望校に合格したんだ。
月に一度の面会で
２人の話を聞くと
県下一の進学校といえど
公立高校ゆえに
大学受験のためには
様々な無駄があるんだ。
放課後の掃除
学校祭や体育祭
その準備や練習。
他にも
修学旅行とか
課外授業というか
自主研究の発表。
さらには
学校までの
長い通学時間。
卒業するまで
受験に関係ない
授業も受けないといけない。
そんなものが
ここで暮らす
僕には一切ない。
僕も一応は
自室の掃除はあるが
一日５分ほどで終わる。
僕は２４時間
全て大学受験のために
使うことができるんだ。
