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また今朝も
母は僕には朝食を
用意してくれなかった。
腹が減ったら
公園で水でも
飲めということだろう。
でも
そんなことは
今日の僕はかまわない。
金を持ってるから
近くのカフェに行き
モーニングを食べた。
期末試験が終わり
夏休み前なこともあり
店内に数人の高校生がいた。
なので
平日の午前でも
僕も怪しまれない。
予定表通り
午前9時になり
郵便局に行って
代金引換で
催涙スプレーと
スタンガンを受け取る。
ふと見ると
パッケージの品目には
防犯用品や護衛用品でなく
健康食品と記されていた。
僕は早速
ひと気のない
山の中に行って
予行練習を兼ねて
それらの威力を
試してみることにした。
今日の犯行では
失敗は絶対に許されない。
なにしろ
大親友の2人
小沢君と野村君の
人生が、かかっている。