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その中の多くは
どんなに探しても
見つけられない。
そう考えると
人身売買の話も
架空とは言いきれないだろう。
同じように
プロの殺し屋も
実際にいるかもしれない。
ちなみに
殺し屋への料金は
5000万円程という。
となれば
たとえ殺し屋に
たどり着いたとしても
僕の命を狙う
奴らには絶対に
払うことができない。
なので
僕が殺し屋に
ヤレれる危険は
極めて0に近い。
そう思って
小沢君や野村君には
ヤれるなら
やってみやがれ!
僕も得意の
つるはしで対抗してやる!
と
僕は冗談っぽく
つるはしを振り下ろす
ポーズを取ってやった。
すると
相手は飛び道具だよ!
さすがの
つるはし君も
拳銃には敵わないよ!
と
2人は笑っている。
本来ならば
こんな不謹慎な
会話をしていたら
面会中でも
立ち合いの職員に
止められるはずだ。




