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それゆえ
鬼頭と間瀬は
クラスのボスに
目を付けられてしまった。
ボスといっても
奴らよりも年下の
二年生であった。
その養護学校では
全学年が一クラスに
まとめられていた。
そこでは
さっきも言ったが
スクールカーストには
年齢は全く関係ない。
なので
鬼頭と間瀬は
年下のボスに
締められることになった。
そのボスは
奴らよりも障害は軽く
上半身は自由に使えた。
それゆえ
何かと因縁を付けられて
奴らは顔を殴られたという。
しかも
ボスは陰険な
性格であったようだ。
鬼頭と間瀬に
校内の自販機へ
よくジュースを
買いに行かせたという。
しかも
昔の大学の体育会に
存在していたような
悪質はイジメをされた。
鬼頭と間瀬に
これでジュースを
1本買ってこい!
と
ボスは千円と書いた
紙を渡すだけだった。




