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僕の悲惨な
人生の中で
最も楽しかった時だろう。
ただ
二年生になってからは
鬼頭、真島、間瀬のイジメに
3人とも苦しめられた。
それでも
3人で肩を寄せ合って
耐えに耐え抜いたんだ。
しかし
心の優しい
小沢君と野村君は
忍耐の限界が来たようだ。
そして
この僕も同じで
限界に達してしまった。
溢れる涙を
手で拭いながら
手紙を書いていると
僕の頭の中に
小沢君と野村君と
過ごした楽しいことが
次々と思い浮かんできた。
僕は一生
2人とは親友でいたいと
心に決めていたんだ。
それなのに・・・
僕たち3人の
友情が続かなくなるのは
全ては鬼頭たちのせいだ。
そう思うと
手紙を書きながらも
憎しみが増してくる。
あいつら
絶対に許さんぞ!
僕が明日
この世から
葬ってやるからな!
と
心の中で叫びながら
手紙を書き続ける。