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1人の喜びは

3人で3倍になる。


1人の悲しみは

3人で1/3となる。


それは

暗黙の了解というか

自然なことであった。


僕たち3人は

中学1年の頃から

そんな関係である。


この先になり

小沢君と野村君の

予感通りとなって


僕の学力は

県下有数の進学校の

2人を追い抜いて

はるか上にいくことになる。


しかし

そうなった時でも

2人は素直に

祝福してくれた。


最愛の息子が

自分を越えていった

父親にような気持ちが

2人にはあったはずだ。


抜かれたのは

悔しい気もするけど

嬉しさの方が大きい。


まさに

それが僕に対する

2人の気持ちだろう。


逆に僕の方も

2人が幸せを

掴んだ時に嫉妬しない。


たとえ

羨ましさを感じても

親友の幸せを素直に

祝福することにしている。


生涯の友達とは

そういうものだと

以前も今も思っている。

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