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ここに入り
自分の学力が一年間で
飛躍的に向上しているのは
はっきり自覚できている。
今の時点で
僕の学力は
県内のトップ進学校に
入れるほどのレベルという。
そのことは
つい最近になり
院内学級の先生に
言われたことだ。
そこまでは
いっているかどうか
僕には確信を持てない。
それでも
これからの
努力でイケるかも!
と
確かな手応えを
僕も感じ始めている。
イケるというのは
ここを出る時には
一流大学に入ることだ。
秀才の親友である
小沢君や野村君の2人。
最近になって
2人に負けないような
レベルの大学に入ってやろう!
と
僕は思い始めている。
ありがたいことに
2人は僕と一生の
友達なってくれるだろう。
そうなると
きっと2人は
気にしないだろうが
あまりにも
学歴格差があると
僕は抵抗があるんだ。




