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ただし

その反省、後悔は

僕の本心から

出たものでは、ない。


少なくても

ここに入所して

一年の今の時点では


自分の犯行には

後悔もなければ

罪悪感も全くないんだ。


そもそも

後悔や罪悪感を

先になって抱くようなら


前も言ったが

慎重派の僕は

あのような

事件を起こさない。


ありがたいことに

所長、職員たちは

僕の表面的な言葉も

本心だと信じているようだ。


これが

話も戻すと

先入観からの

僕への固定観念だ。


ここの所長

職員たちは皆

僕が入所する前に


マスコミ報道や

誇張した表現の

週刊誌の記事などを

見聞きして信じていた。


家庭環境に

恵まれず育った

可哀想な男の子。


親友のために

悪に立ち向かった

正義感のある少年。


そういう

先入観から

次第に固定観念になった。


もちろん

その固定観念は

僕へのプラス思考だ。

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