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7

鬼頭、真島、間瀬の

殺害決行の前日の今日。


僕は午後に

小沢君と野村君の

自宅を訪ねるつもりだった。


これまで

一年のお礼と

今生の別れのためだ。


もう2人とも

先月から自宅に

引きこもっている。


もちろん

2人には会っても

鬼頭、貴島、間瀬を

殺害することは言わない。


しかし

ある懸念が

僕は感じてしまった。


頭のいい2人だ。


僕の表情とかで

何か異変を敏感に

感じるかもしれない。


そうなれば

僕を心配して

学校とか警察に

報告するかもしれない。


そして

僕の計画が

無くなる危険もある。


もちろん

今の2人の

精神状態からして


そこまでは

見抜かれることは

ないだろうと思う。


しかし

僕は幼少時から

やたら慎重派である。


いつも

頭のどこかで

最悪のシナリオを

僕は考えてしまう。


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