表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
340/1607

35

僕にとって

医療少年院が

天国だと思えた

理由は食事だろう。


噂通りに

少年院の三食の食事は

ボリューム満点だった。


さらには

僕から見ると

豪華で美味しかった。


ただし

オカズもご飯も

量は決まっている。


お代わりはできない。


それは

僕を含めて

全ての入所者が

規則により同じだろう。


どんなに

ボリュームがあっても

足りないこともあった。


そのことを

月に一度ある

所長との面談で

僕は伝えたんだ。


すると

その翌日から

オカズ、ご飯の

お代わりはできないが


最初から

ご飯が山盛りで

味噌汁も丼入りで

出てくるようになった。


このことは

他の入所者には

絶対に言わないように

職員に口止めされた。


この点だけは

自分は特別扱いかなと

僕は思ったものだ。


きっと所長は

小学生の頃からの

僕の境遇に同情したんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ