表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/1551

6

僕は決して

勉強ができるわけでなく

スポーツもできるわけでもない。


学年で成績が

トップクラスの

2人にとっては


僕は付き合って

得することなどない

普通の生徒だったはず。


それなのに

2人は僕と

友達になってくれた。


小遣いが無い

僕のために毎回

ご馳走してくれた。


この世には

もう僕は未練はない。


ただ

小沢君と野村君に

恩返しができないまま

死んでいくのは心苦しい。


それでも

鬼頭、真島、間瀬の

悪3人組が消えれば


小沢君も野村君も

以前のような学校生活に

戻れるであろう。


僕が捨て石となって

大親友の小沢君と野村君に

幸せな人生を歩んでもらえる。


そう思えば

2人に対しての

恩返しになるだろう。


そうなれば

僕の死は決して

無駄死でないんだ。


そんなふうに

自分に言い聞かせた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ