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もし今後
僕との付き合いを
許してくれないなら
2人とも本気で
親と縁を切るくらいの
覚悟はあったという。
そのような
息子の迫力に
2人の両親は
気圧されたようだ。
それまで
黙って聞いていた
小沢君の父親は
よく言った!
それでこそ
うちの息子だ!
友達を大切する
お前は我が家の誇りだ!
とも
むしろ褒めてくれたという。
野村君の父親も
わかった!
お前は友達思いの
俺の最高の息子だ!
と
僕と会うことを
受け入れてくれたという。
さらには
僕を支えたいという
息子に協力すること。
そのことも
2人の父親は
約束してくれたという。
僕を気遣い
2人とも話を少し
盛ってるかもしれない。
2人の頭脳ならば
話を作ることくらい
簡単にできるだろう。
もし2人が
両親の反対を
押しきって来たなら
僕が心苦しくなるからだ。




