表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/1555

4

それで

男のキャッシュカードは

どのようにして手にするのか?


実は、もう今

僕の財布の中にある。


母が今朝

パートに出掛けた後で

カードを持ち出したんだ。


男は自分の

キャッシュカードは

部屋の整理タンスの

引き出しの奥に保管している。


そのことは

数年前から

もう知っていた。


もちろん

4桁の暗証番号も

僕は知っている。


男は無用心にも

カードと暗証番号を

ケースに一緒に

入れているからだ。


男は今夜

泊まりがけでの

勤務であるから

自宅には戻らない。


母も絶対に今夜

カードの存在なんて

確認しないだろう。


万が一

母がカードの

紛失に気づいた時の

対応も考えている。


男が早朝に

出勤する時に

持ち出したのを

見たと言うつもりだ。


束縛されるのは

嫌いという理由で

男は携帯電話を持っていない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ